NECパーソナルプロダクツ、新技術を搭載した試作機を多数展示

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NEC、新技術を搭載した試作機を多数展示
～マイクロPC、燃料電池、水冷、3Dビューなど

マイクロPCの披露

6月30日開催

　7月1日からパーソナル向けPCの製販一体を担うNECパーソナルプロダクツ株式会社の発表会場で、新技術を搭載した試作機が多数展示された。これらは、次世代PCの要素技術となる新技術を搭載しており、NECパーソナルプロダクツが注力する商品力の強化の訴求を目的としたもの。

　会場ではマイクロPC、燃料電池搭載ノート、水冷ノート、3Dビュー&サウンドノートをはじめ、モックアップも含めて多数の試作機が展示され、報道陣の注目を集めた。

◎参考出展

●マイクロPC

　Windows搭載ノートPCをそのまま小さくし、機能をそこなわないまま常時携帯可能にした製品。片手で操作可能な配慮もされている。液晶および基板の形でも展示され実装密度の高さを強調していた。今後1年以内の製品化が目標。

●燃料電池ノートPC

　以前公開されたモックアップに加え、通常のノートに近い形で搭載した製品を搭載。最終的には1本のカートリッジで40時間前後駆動可能とし、1週間のビジネスがこなせることを目標としている。商品化目標は今後2年以内。

●薄型水冷モジュール

　圧電駆動のポンプを開発し、ノートPCの本体側のみに収納可能とした。圧電駆動ポンプは世界初としている。このポンプは水圧が高く、放熱水路部分も薄型にできるという。今後2年以内の商品化が目標。実際にモジュールを搭載した製品のほか、薄型をイメージしたモックアップも同時に展示されていた。

●3Dビュー&サウンドノート

　液晶からサウンドを発生させるSoundVu技術を小型化し、ノートPCに搭載。液晶も裸眼タイプの3D液晶とし、映像/音楽とも3Dで楽しめる。デモンストレーションはFF XIで行なわれていた。商品化目標は今後1年以内。

●Light PC TV

　液晶TVにPCのインテリジェンス性を盛り込むというコンセプトのPC。液晶パネルは高輝度/高視野角で、会場内でも際だっていた。ゴーストリデューサ、3次元Y/C分離、デジタルノイズリダクション、タイムベースコレクタなどの高画質化技術も搭載する。PCのキーボードにあたる部分はのっぺらぼうで、プレゼンテーション画面では一部が発光してボタンとなり、操作を行なっていた。商品化目標は今後1年以内。