6月12日(現地時間)発表

　米Trident Microsystemsは12日(現地時間)、同社グラフィックス部門を台湾SiSの子会社XGIに吸収合併させ、今後デジタルメディア事業に専念するなどのリストラ策を発表した。

　これによりTridentはPCグラフィックス事業から撤退する。Tridentグラフィックス部門の人員や知的財産は7月1日までにXGIに移管。TridentはXGIの30%を所有する。

　XGIは「Xabre」など同社のデスクトップ向けグラフィックス製品に、Tridentのモバイル向け製品を加えることで、グラフィックス事業を強化する考え。

　Tridentのグラフィックス製品を巡る最近の動きとしては、モバイル向けビデオチップ「XP4」が東芝dynabookの春モデルに採用されるなどしていた。

　また、同社はデジタルメディア部門を、同社の子会社台湾Trident Technologiesに合併、一本化し、デジタルメディア事業の強化を図る。

□Tridentのホームページ(英文)
(6月13日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.tridentmicro.com/
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(2003年6月13日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]