最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】

ソニー、バイオU、Z発表会を開催、デザインを語る
〜2003年のバイオは“モノづくりの復権”を目指す

3月12日開催



 ソニーは12日、Pentium M搭載ノートPC「バイオZ」と「バイオU」の発表会を都内で開催、2003年のバイオノートのテーマを「モノづくり伝統の復権」とし、これまでのようなホームAVソリューションの提案から、デザインなどにこだわった「持つ喜びを感じる商品」作りに注力することを明らかにした。

●“ソリューション”から“こだわり”へ

 「従来、バイオではAVやホームネットワークソリューションに力を入れてきたが、2003年はモノづくりのこだわりに、より力を入れていく」。発表会においてモーバイルネットワークカンパニー バイオノートブックカンパニーの島田啓一郎プレジデントは、2003年のバイオのテーマを「モノづくり伝統の復権」と語った。

 その内容を「持つ喜びを感じる商品」作りの強化と説明。これまでのバイオではAVと通信に強く、モバイル性が高い商品を目指してきたが、今年はデザインや質感を重視するとし、バイオUとバイオZのデザイナーである、モーバイルネットワークカンパニー デザインセンターの片岡哲氏を紹介した。

バイオノートブックカンパニーの島田啓一郎プレジデント かっこよさや質感を強化 2003年は「こだわり」により注力していく

●片岡デザイナーが語るUとZのこだわり

 片岡デザイナーは、バイオUとZのデザインに関するキーワードとして、前者では「一枚板」、後者では「連続感」をあげた。

 バイオUは、本体とディスプレイ面を180度開いた状態で「モバイルブック」として寝転がった体制でも使えるよう設計されており、これを表現するために開いたときに「一枚板」になるデザインとなっている。そして“一枚板”感を出すために、180度開いたときにディスプレイ部と本体に段差がつかないよう心がけたことを明らかにした。

 さらに、寝転がった、あるいは立った状態でホールドするための「モバイルグリップデザイン」について述べ、ボディ上面奥のマルチコントローラ横の曲線や、本体底面のゴム足につけた窪み、バッテリ部の溝などを、ホールド感を高めるための工夫とした。

バイオUは一枚板感を重視。写真右下が片岡デザイナー、中央はバイオUの商品企画を担当した山下美希氏 一枚板感を出すために、ヒンジ部の段差をなくした
マルチコントローラ横の形状や、底面の溝はホールド感を高めるために採用された

 バイオZでは、これまでのノートPCではディスプレイ部と本体が乖離しており、これを消すためにディスプレイ部と本体の連続感を出すようにした。このために、本体横に特徴あるキャラクターラインを付け、液晶パネルとキーボードの横幅を合わせて色を黒くするといったデザインを施したとした。

 さらに、本体横のボディがくぼんだ部分に端子や排気口を集中、操作時はユーザーが意識せずに済む一方、携帯時は端子部が本体より奥にあるため、保護の蓋などをつけなくてもいいようにした。また、Zでは閉じたときに本体とディスプレイ部を結合するラッチと穴を廃止。このために、携帯電話などで使われるカム機構をヒンジ部に採用した。

 デザイン上のこだわりはディスプレイ部のバイオロゴにも及んでおり、Uでは電解重ニッケル、Zではヘアラインの入ったアルミを素材としていることを明らかにした。

バイオZのキーワードは連続感。写真中央は商品企画を担当した皆川裕美子氏 本体側面の窪みに端子類を集中し、保護カバーを廃した カム機構により、ラッチや穴をなくした

●モバイルCeleron 600A MHzはソニーの要望

 なお、Intelのリリースにも含まれていないことで注目を集めるバイオUのCPU「超低電圧版モバイルCeleron 600A MHz」について会場でソニー関係者に聞いてみた。

 これによるとCrusoeからモバイルCeleronに変更した理由を「ユーザーからの要望など様々な要件を考慮した結果、現時点でバイオUのコンセプトに最適なCPUがモバイルCeleronだった」と述べた。また、モバイルCeleron採用の経緯については「ソニーがIntelにとくにお願いして作っていただいた」とした。

モバイルCeleronにより性能は従来比7倍に CGシリコン液晶などの新装備も 寝転がった状態で使うことも考慮されている

●バイオUとWのヒットは変化の兆し

 「バイオが発売されてからの5年間で、“AVとITの融合”をコンスーマPC市場の大きなメインストリームにすることができた」と、発表会冒頭ではモーバイルネットワークカンパニーの木村敬治プレジデントが、バイオの功績と展望を語ることから始まった。

 続けて、ブロードバンドやワイヤレスインフラが整ってきたことや、高品質なAVコンテンツを扱えるまでPCのパフォーマンスが向上していることを「新しい市場を産み出すファクター」とし、これらを「大きな潜在力」と評価。今後数年でAVとITのさらなる融合が進み、まったく新しい製品が登場するという観測を述べた。

 そして、2002年に人気商品となった「バイオW」と「バイオU」を、市場の変化と、ユーザーのPCに対する期待の現れとして紹介。今後も新しい市場を作り出していくと述べた。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□関連記事
【3月12日】ソニー、BaniasコアのCeleronを搭載した新「バイオU」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0312/sony1.htm
【3月12日】ソニー、Pentium M搭載の新モデル「バイオノートZ」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0312/sony2.htm
【3月12日】【本田】Banias投入の初回からCeleronブランドを使ったIntelの思い切り
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0312/mobile193.htm

(2003年3月12日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
個別にご回答することはいたしかねます。

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.