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ソニー、BaniasコアのCeleronを搭載した新「バイオU」
~11b無線LAN内蔵、本体底面がフラットに

4月下旬発売

標準価格:オープンプライス

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 ソニーは、小型軽量のモバイル向けノートPC「バイオU」シリーズとして「PCG-U101」を4月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16万円前後の見込み。

本体底面に薄型のリチウムイオンポリマーバッテリを搭載する。底面の溝を指の先で支持する形状になっている
 CPUに超低電圧版モバイルCeleron 600A MHzを搭載する。12日にIntelが発表したPentium Mと同じコアのCPUで、セカンドキャッシュは512KBと半分になっている。チップセットはIntel 855PMで、ビデオチップはMOBILITY RADEON(16MB/3Dアクセラレーション対応)を内蔵する。

 従来モデル同様、両手で持った状態で立ったままでも使えることをコンセプトにした「モバイルグリップ・スタイル」を踏襲している。

 バッテリに薄型のリチウムイオンポリマーバッテリを採用し、底面のバッテリがシャーシ部全体を覆う形状に変更された、フラットなデザインが特徴。バッテリ駆動時間は約3~5.5時間。本体サイズは178.8×139.5×34.1~37.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約880gで、従来モデルの184.5×139×30.6~46.1mm/約820gと比べるとやや大きくなっている。

写真はすべて開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります
新モデル(左)と従来モデル(右)を並べた状態 バッテリ底面がフラットなため、サイズ/重量が増えても収まりが良くなっている 新モデルのほうがやや奥行きが長い。液晶背面部の溝は無線LANのアンテナを内蔵している部分

 ポインティングデバイスはスティック式で、スティックの四方にカーソルキーが配置される「マルチポインター」を採用し、右親指で操作する。右ボタン/左ボタンおよび、スクロール機能を備えた「センターボタン」は、左親指で操作する。なお、ジョグダイヤルは廃されている。

 従来モデル同様、テンキー操作で文字入力可能な「ThumbPhrase Ver.2.0」を搭載する。また、文字入力に合わせて変換候補を表示する学習機能搭載のPOBox辞書も装備する。

キーボード部 キーボード左上部に右ボタンと左ボタン、スクロール機能搭載のセンターボタンを装備。左親指で操作 キーボード右上部にスティックと上下左右キーを備える。右親指で操作。横に見えるのは、明るさを“明/暗/節電”で調整するボタンや電源スイッチなど

 液晶は1,024×768ドット表示の7.1型TFT液晶を搭載する。従来の6.4型液晶と比べ大型化されている。メモリ256MB(DDR266、最大512MB)、HDD 30GBを内蔵する。OSはWindows XP Home Edition。

 インターフェイスは、Type2 PCカードスロット×1、マジックゲート対応メモリースティックスロット×1、Ethernet、IEEE 802.11b無線LAN、USB 2.0×2、IEEE 1394×1(4ピン)、バイオ専用DC Outコネクタなどを備える。

本体前面にメモリースティックスロットやイヤホンジャックを装備する 本体側面にPCカードスロットやUSBポート、IEEE 1394ポートを装備。ディスプレイ出力(オプションの変換ケーブルが必要)も搭載 本体背面にもUSBポートを装備

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2003/products_030312.html
□製品情報
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/PCG-U101/
□関連記事
【2002年4月17日】ソニー、世界最小/最軽量のモバイルノートPC「バイオU」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0417/sony1.htm

(2003年3月12日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]


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