12月17日(現地時間)発表

　米SanDisk Corporationは17日(現地時間)、NANDフラッシュメモリの需要増に対応するため、株式会社東芝と共同で2003年以降、積極的な増産を行なっていくことを発表した。

　SanDiskは、東芝とSanDiskの合弁会社「フラッシュビジョン」を主とする現在の供給体制では、今後数年内に需要をまかないきれなくなるとしており、今回の発表はこれに対応したもの。

　発表された増産計画では、フラッシュビジョンの四日市FabにおけるNANDフラッシュメモリの製造ラインを拡張する。同Fabでは現在200mmウェハでNANDおよび非NANDメモリを製造しているが、これをNANDに集中させる。

　しかし同社は、これらの施策にも関わらず2005年には再び供給不足に陥ると見込んでおり、2006年以降を目処に300mmウェハへの移行を東芝と協議中だという。ただし、これは予算的にも時間的にも非常に大がかりな拡張となるため、決定は2003年中に下すとしている。

□SanDiskのホームページ(英文)
http://www.sandisk.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.sandisk.com/pressrelease/021217_capacity.htm
□東芝のホームページ
(12月18日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.toshiba.co.jp/
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(2002年12月18日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]