4月1日、キャノン販売株式会社は、携帯電話製造に参入したことを発表、PDC方式のカメラ付き携帯電話として「キャノン E05-Mobile III」を同時に発表した。
これは、同社のカメラ技術を応用したカメラ付き携帯電話。標準でEF2.8 28~70mm F2.8L USMズームレンズが附属する。レンズ構成は、11群16枚、撮影距離範囲 0.5m~∞ 最大撮影倍率 0.18倍、非球面レンズを採用し、単焦点レンズに匹敵する低ディストーションを実現。駆動系のUSM(超音波モーター)とインナーフォーカス方式により高速なAFが可能となっている。なお、この携帯電話はレンズ交換などが可能で現在のEOSシリーズのレンズやストロボ、アクセサリなどがすべて利用できる(モータードライブを除く)。
同社では、新規分野の参入にあたり「自社の得意分野技術を応用することで他社との差別化を計った」という。今後も得意技術を利用し、レーザープリンタ付き携帯電話などを開発していく予定。
■URL
・E05-Mobile IIIの製品情報
http://www.kiyanon.jp/e05-mobile-3
(塩田紳二)
2002/04/01 0:00
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