特別企画

Surface × MetaMoJi Noteでアイデアがまとまる!!

【第2回】人の力を借りて「モヤモヤ」を発展させていく

仕事で企画書や資料を作る際、どんな人でも「頭の中にあるアイデア」や「外部から得た情報」を時には整理し、時には発展させ、まとめながら作業を進めるはずです。そうしたときの生産性を高めるため、是非利用したいのがデジタルツール。本連載では、「Microsoft Surface 」と「MetaMoJi Note」を利用して情報をまとめるテクニックを紹介していきます。

考えて、考えて、考え抜いたあげく、結局、振り出しに戻る。

今の状況は、そんな感じだ。

いいアイデアが浮かんだと思っても、それを掘り下げていくと、いろいろな課題が浮かび上がってくる。

「なるほど、だから前任者はこうしたのか」。それが見えると、「フーー」と深く息を吐き出すしかなくなってしまう。

完全に行き詰まってしまった……。

情報を集め、整理していくことは、思いのほか楽しく、時間を忘れて没頭できるものです。

しかし、いざ、それを具体的なビジネスプランとしてまとめようとすると、いくつもの課題が見えてきます。どうやって実行するのか? コストはどうするのか? 法的な問題はないか?

自分で気づけば、“マシ”かもしれませんが、まだ見えていない課題が潜んでいるかもしれません。こんなときは、素直に外部のアイデアを採り入れるのも1つの方法です。

もう一度、考え直してみるために、ユーザーの意見を聞いてみることにする。

顧客担当の部門から、すでにアンケートや問合せなどの意見はもらっているが、実際に声を聞いた方がアイデアの参考になりそうだ。

営業部門から紹介してもらった顧客と実際に会って、製品についての意見を聞かせてもらう。

Surface Pro 3のMetaMoJi Noteを起動し、ボイスレコーダー機能をオンにし、相手の意見を画面上にメモしながら、話を進めていく。

正直なところ、長く使ってもらっているユーザーだけに、あまりネガティブな意見は聞かれない。

ただ、長く使っていることに対する不安がちらほらと見えてくる。営業部門から新製品への乗り換えを提案されていることもあるようで、既存製品を使い続けていてもいいのか? 乗り換える際の課題はあるのか? という不安が明らかになった。

製品そのものではなく、こういった不安に応えることも重要なのかもしれない。少し、新しい方向性が見えてきた。

アイデアが煮詰まってしまうときは、得てして視野が狭くなっているものです。

製品そのものの、せいぜい広げても同一カテゴリの市場くらいしか見ていないと、その販売施策も限られてしまいます。

そこで重要になるのが、いかに検討する要素を増やし、視野を広げるかです。特に効果があるのは、第三者の声に耳を傾けることでしょう。

こういったシーンでも、Surface Pro 3とMetaMoJi Noteの組み合わせは活躍します。インタビューのメモを書き留めるのはもちろんのこと、MetaMoJi Noteには録音機能も搭載されているので、インタビューの音声をそのまま記録することができます。

インタビューを録音しながら、ペンでメモ

もちろん、記録するだけなら、ほかの方法もあるでしょう。ここで重要なのは、このプロセスが一気通貫の体験となることです。

インタビューでメモした内容をコピーして、アイデア用のノートに貼り付けて検討することはもちろんのこと、極端な話、アイデアを練っていた画面に、そのままインタビューの内容を書き込んでいくこともできます。

思いついたことを書き留め、それを整理し、さらに外部のアイデアを取り込んで、発展させることができます。

メモしたインタビュー内容は選択してそのまま別のページやノートにコピーできる

MetaMoJi Noteで新しいページを開き、「安心感」とノートの中心に書き込んで、その回りに「現行製品を使い続けてもいいと思える」「新製品にいつでも乗り換えられる」と書き込んでいく。

今までの製品中心の考え方では、サポートは脇役と思っていたし、乗り換えることなど想定していなかったが、実際、ユーザーに長く親しまれてきた製品である理由を考えると、ここを中心にアイデアを練るのがいいように思えてきた。

長く、安心して製品を使ってもらうなら、サポート期間は長ければ長いほどいい。将来的にもサポートが打ち切らないと宣言してしまうのも1つの方法だろうか……。

いろいろなアイデアをMetaMoJi Noteに書き込みながら整理してみたが、常にもう1つの声が問いかけてくる。「本当に可能なのか?」。

不安になったときは、第三者の意見を参考にするのが手っ取り早い。思い切って、今の段階のアイデアを上司にぶつけてみることにした。

と言っても、まだアイデアベース。プレゼン資料として、まとめるほど完成されたアイデアではない。

そこで、MetaMoJi Noteで説明することした。当初のアイデアのシートを見せ、アイデアが煮詰まった経緯を説明。先ほど、MetaMoJi Noteにメモしたものと同じ内容を、今度は、上司の目の前で、整理しながら新たなシートに書き込んでいく。

一生懸命話されても、それだけでは、何だかわかったような、わからないような、まさに「モヤモヤ」とした感覚になったことが誰にでもあることでしょう。

同じように、人に何かを説明するときは、話だけで相手に納得してもらえることは極めて希です。それが、自分の頭の中でも、完成しきっていない考え中のアイデアだったりすれば、なおさらです。

このため、何かを見せながら人に説明するということはとても重要です。視覚的に話の内容を理解してもらえるうえ、自分が、「どうしてそういう考えに至ったのか」というプロセスを、相手にも追体験してもらうことができます。

場合によっては、相手も、そこに何らかの情報を書き込んで、アイデアを発展させる手助けをしてくれるかもしれません。

単に聞いてもらうだけでは、門前払いされてしまうような考え中のアイデアも、こうして一緒に考えてもらえば、その理解が深まり、有効なアドバイスをもらえる可能性が高くなるわけです。

当初のメモに追加するように、上司からのアドバイスを書き込んだMetaMoJi Noteの画面は、今や書き込むスペースがないほど。

これをベースにさらに考えを発展させていく。

上司のメモの部分を拡大し、そこに小さな文字として、自分の考えを書き込んでいく。メモで書き込めるスペースがなくなっても、こうして書き込む場所を確保できるのは、やはり便利だ。

MetaMoJi Noteでは、すでに書き込まれたメモのサイズを変えられるだけでなく、書き込むときに画面を縮小・拡大することもできます。

この機能を活用すれば、メモのメモとして補足的な情報を記載したり、書き込むスペースがなさそうなメモにも小さな文字で情報を追加できます。また、画像があれば、キャプションのように情報を書き込んだり、写真や図形の細かな部分に情報を書き足していくといったことも可能です。

どんなに小さな余白でも、拡大して書き込んでいける

どうやら、ある程度、アイデアがまとまりそうですね。次は、もっと広く、いろいろな人にアイデアを見てもらって、評価してもらう必要があります。次の展開にも期待していくことにしましょう。

(清水理史)

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