特別企画

Surface × MetaMoJi Noteでアイデアがまとまる!!

【第1回】頭の中の「モヤモヤ」と真剣に向き合うために

仕事で企画書や資料を作る際、どんな人でも「頭の中にあるアイデア」や「外部から得た情報」を時には整理し、時には発展させ、まとめながら作業を進めるはずです。そうしたときの生産性を高めるため、是非利用したいのがデジタルツール。本連載では、「Microsoft Surface 」と「MetaMoJi Note」を利用して情報をまとめるテクニックを紹介していきます。
Microsoft Surfaceを「情報をまとめるための必携ツール」にするためには?

「ちょっと、この企画、考えてみてくれないか?」

上司からそう言われて、提示されたのが、昨年末に発売された新製品の販売促進案。新製品とは言っても、既存製品のリニューアル品で、目新しさはないが、一定の売上げがある堅実な商品だ。

その知名度を上げて、最終的には売上げアップにつながるような企画を考えて欲しいというのがミッションとなる。

開発中の新製品のアイデアなら、「機あらば……」と温めてきたものもあったが、まさか決して主流とは言えない既存製品の企画を担当することになるとは考えていなかったうえ、本格的に企画を任されたのも初めてで、まさに頭は真っ白。

何から手を付けていいのかが、さっぱり分からなくなってしまった……。

新しい年度を迎え、新しい環境、新しい仕事と日々格闘している人も少なくないことでしょう。中でも、意図せず、責任のある仕事を任され、五里霧中の状況下、手探りで前へ進まざるを得ないことも珍しくありません。

前述したシーンはまさにそんな例の代表です。思わぬオファー、思わぬターゲットに、頭の中がモヤモヤと整理されていない状況になることは、日常的なビジネスシーンではよくある出来事と言えます。

こんなとき、何より大切なのは、頭の中のモヤモヤと真剣に向き合ってみることです。

思いついた言葉を書き出したり、図や絵にしてみたりと、やり方は人それぞれ違いますが、文字でも、絵でも、とりあえず、思いついたことを形あるものとして表し、お互いをつなぎ合わせたり、並べ替えたりしながら、さらに考えを発展させていけば、何らかの糸口も見えてきます。

これまで、このような役割は、主に「紙」が担ってきました。スタートは、今でも、それでいいのかもしれませんが……。

「ちょっとしたリニューアルは毎年されているが、基本的なコンセプトは長くそのまま。これで一定の売上げがある……」。

まずは、製品について、もっとよく知ることからはじめてみよう。

手元にあった書類の裏側を使って、中心に大きく製品名を書き込み、思いついたことを書き込んでいく。

「高い支持」、「シェアNo.1」、「充実のサポート」……。

「!、シェアは、もう逆転したんだっったっけ……」。書き込んだ情報を幾重もの線で消し込む。

会議が始まる直前まで、そんな作業を繰り返していた。

何かを考えながら、手を動かし、視覚的にとらえられる形に整理していくことは、とても良い方法ですが、「紙」にはやはり限界があります

書き込む情報が多くなって余白が足りなくなることもあれば、間違った情報を訂正したり、ボツになったアイデアを消したり、さらには情報同士を線で結びつけたりしていくと、どんどん紙面がゴチャゴチャしてきます。

革新的なアイデアは、時としてゴチャゴチャした紙面から生まれることがありますが、その数倍の頻度で紙面と同様に、頭の中が混乱していくことも珍しくありません。

「だったら、デジタルの世界でアイデアを練ってみよう」。そんな考え方も今なら現実的です。

たとえば、ペンが付属したSurface Pro 3と、そこにプリインストールされた「MetaMoJi Note」を使うという方法があります。

SurfaceのペンとMetaMoJi Noteを使ってアイデアをまとめてみよう

同じようなソリューションはいくつかありますが、中でもMetaMoJi Noteは、「モヤモヤ」と頭の中にある情報を整理する、という使い方に長けたツールです。情報を手書きで記録することもできますが、思いついた言葉や図形を書き込んで、自由に移動したり、それをテキストとして認識させたりと、アイデアを形にしていくことに向いています。

会議から戻って、中断した思考を再開しようと、もう一度、紙面に向き合う。

あふれかえった情報に、さっきまでの思考をうまく取り戻すことができないが、何度も丸で囲ったいくつかのキーワードが目に入ると、もう少しで、何かが思い浮かびそうな予感がしてくる。

もう一度、きちんと整理しながら考えてみよう。そう考えて、Surface Pro 3のペンを握り、MetaMoJi Noteを起動する。

ノートの中心に、製品名を書き込み、もう一度、思いつくことを書き込んでいく。

いくらでもやり直しや修正ができると思うと、「これはちょっと……」と思えるようなアイデアも、とりあえず書き込んでおこうと思えるから不思議だ。さっきよりも、多くのキーワードが並んでいるのに、ごちゃごちゃした印象もない。

同じようなキーワードを移動させて、それぞれを関連付けしたり、線で結ぶといった操作をしていると、もう少し、客観的な情報が欲しいと思えるようになってきた。

MetaMoJi Noteのようなデジタルノートのメリットは、書き込んだ情報を手軽に、そしてきれいに消せることです。

書き込んだ情報を消しにくい紙では、頭で考えたことを書き込む際に、無意識のうちに情報を選別するフィルタが働いてしまいます。この傾向は、紙面が雑然とするほど、余白が少なくなるほど強くなり、ともすると思考の発展を妨げてしまうことにもなりかねません。

手軽に「消せる」というのは、実は、自由な思考に大きく貢献します

もちろん、消す操作に手間取ると、そこで思考がストップしてしまうこともありますが、Surface Pro 3では、ペンに搭載されている下のボタンを押しながら、手軽に書き込みを消すことができるので、操作に思考を邪魔されることもありません。

下のボタンを押しながら消したい箇所をなぞると……
簡単、きれいに消えました

2つあるボタンの上側を押しながら、書き込んだ文字を囲んで範囲選択すれば、それを移動したり、拡大・縮小することも簡単です。

こうして、思いつくままにアイデアを書き出すと同時に、それぞれをまとめたり、線でつないだりして、考えを整理していくと、何だか楽しく、やる気も沸いてくるから不思議です。

上のボタンを押しながら対象を囲むと、選択状態になります
選択状態になったオブジェクトは移動・回転・拡大縮小など自由自在に変形できます

カタログのPDFをMetaMoJi Noteに読み込んで、もう一度、じっくりと眺めて見る。

Surface Pro 3のペンを使って、シェアのグラフをぐるりと囲み、「最新データに」と書き込んでおく。客観的なデータとして、アイデアを練るベースに使えそうだが、さすがに去年作ったカタログなのでデータが古い。

早速、社内の掲示板から最新のデータを探し出し、画像ファイルとしてMetaMoJi Noteに貼り付ける。

単に「シェアNo.2」と言葉で書き込むより、格段にイメージしやすくなった。2位に転落と言っても、追い上げられているのは自社の新製品。新製品が将来的な移行対象となることを考えれば、決してマイナスイメージになりそうもない。

「将来への移行も安心」と書き込んでおく。

紙のノートとデジタルノートの最大の違いは、データや図形、写真など、さまざまな素材をメモに落とし込めること

プレゼン資料のビジュアル要素は、見る人を納得させるために役立ちますが、同様にメモの中にビジュアル要素を配置すると、「自分を納得」させるのにとても役立ちます。

方向性に迷ったり、新しい切り口探しに苦しむことは、誰もが突き当たる大きな壁です。

こんなとき、自分を刺激したり、考えの手助けになるような外部の情報、つまりデータや写真などのビジュアル化された要素があるのと無いのでは、効率が大きく変わります。

もちろん、紙でも同じようにビジュアル要素を扱うことは不可能ではありません。しかし、MetaMoJi Noteなら、貼り付けた画像を画面上で自由に移動させたり、既に書き込まれたメモに合わせて大きさを自由に変更したり、微妙に角度を調整することができます。

「あーでもない、こーでもない」と、試行錯誤できることこそ、アイデア出しには重要なのです。

とは言え、1人でできることにも限界はあります。アイデアは自分の中で練るものですが、ビジュアル要素と同様に、さらに考えを発展させるためには、外部からの刺激がとても重要です。

次回は、デジタルノートの世界で、どうやって外部からの刺激を消化していくのかを見ていくことにしましょう。

(清水理史)

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