【図16】デジタルカメラではしばしばカメラ制御用ASICを各社が自前で製造することがほとんどである。かつてはNuCoreのような、汎用カメラプロセッサを提供するベンダーもあったが、採用例が少なかったのは、結局各社とも自前でこのあたりが差別化のポイントになると考えているからだろう。ただカメラもモデルチェンジが早いだけに、大枚を叩いてASICを起こして、ところがモデルチェンジですぐに使えなくなってしまったという事態はやはり避けたいところで、それが要件の“ICの陳腐化を回避”になるわけだ