(a)従来のパルス電圧による書き込み方式。黒矢印はMTJ素子の金属磁石層の磁化の向き。パルス電圧印加により磁気異方性が減少し、磁化が下向きから上向きに反転する。熱エネルギーによって始状態と終状態の磁化の向きが水色の領域で揺らいでおり、これが書き込み失敗の原因となる。(b)新型書き込み方式。書き込み前後に逆極性の電圧をかけることにより金属磁石層の磁気異方性を増大させ、揺らぎを抑制することにより書き込みエラー率を低減する。(c)電圧による磁気異方性変化の概念図