左から(1)基礎生産の指標となる有機炭素同位体比、(2)放散虫生産量、(3)放散虫化石種の生存レンジ(期間)の垂直変化。隕石衝突直後の数万年間(図中E1の期間)は、基礎生産と放散虫の生産量が急激に低下している。放散虫の生産量は、基礎生産が衝突以前のレベルに回復した後も、約30万年間(図中E2の期間)にわたり元のレベルには戻らなかった。この30万年間に、新たな放散虫群集(図中の青で示された放散虫化石種)が出現し、古い放散虫群集(図中の赤で示された放散虫化石種)はほとんどの種が絶滅へと追いやられた