【GA-7408/AGP2】

　i740は、IntelとReal3Dが共同開発した3Dアクセラレータ。極めて低価格でありながら、Direct3Dベースのゲームに求められる機能を一通りカバーしている上、OpenGLのICDもサポートする。ここで取り上げたアイ・オー・データ機器のGA-7408/AGP2は、国内ベンダの製品で日本語によるサポートがあるが、実売価格で13,000円前後する。しかし、台湾ベンダの製品なら秋葉原等へ行けば1万円以下で入手することも容易だろう。
　難点は、ハイエンド向けのアクセラレータが備えるような高度な機能（シングルパスのマルチテクスチャマッピング、Anisotropicフィルタリングなど）を備えていないことに加え、一部の例外的な製品を除いてAGPバスにしか対応しないことだ。特に、Socket 7系のAGPチップセットでは、動かないことは少ないものの、何かと面倒なことが多い。Socket 7系やPCIバスのユーザーはSiS6326＋Voodooなど他の組み合わせを考えた方が良いかもしれない。

3DMARK99ベンチマーク結果　ベンチマーク一覧

3DMark Result	Rasterizer Score	Fill Rate
1,290	564	47.7MTexels/s

注）ベンチマークは、800×600ドット、16bitカラー、Double Beffering、16bit Z-Bufferで計測しています

i740搭載ビデオカード　メーカー別仕様一覧

メーカー名	対応バス	標準価格	最大解像度・発色数	対応機種
製品名	メモリ種別・容量	実売価格	対応3D API	対応OS
アイ・オー・データ機器	AGP	19,800円	1,600×1,200/65,536色（NTは256色）	PC/AT互換機、PC98-NX
GA-7408/AGP2	SDRAM 8MB	10,350円	OpenGL(Windows NT 4.0のみ)、Direct3D	Windows 95/98/NT 4.0
メルコ	AGP	19,800円	1,600×1,200/256色	PC/AT互換機、PC98-NX
WHA-IA8	SDRAM 8MB	13,800円	OpenGL(Windows NT 4.0のみ)、Direct3D	Windows 95/98/NT 4.0

注）実売価格は、12月11日現在の秋葉原の複数店舗における平均実売価格です。*マークがある価格は英語版を含みます。
　　Windows 95はOSR2.1以降のみAGPバスに対応します。Direct3DはWindows 95/98のみで利用可能です。