アルプス「MD-5000」

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全体
【元データ】
 現在コンシューマ向けのカラープリンタでは、インクジェット方式が全盛であるが、同社はマイクロドライ(熱転写)方式を採用。その最新機種が「MD-5000」だ。インクリボンが7本まで装着できるように改良され、インクリボンを取り替える手間が大幅に削減された。ただし、「MD-1500」では用紙とインクリボンを取り替えることで、昇華型プリンタとしても使用できたが、今回は完全なオプション(6,400円)扱いとなった。

 画質的には、官製はがきでも熱転写独特の艶のある発色となっており、色調は元データに近い。また、インクジェット方式のようなにじみが全くないが、そのためにドットが目立つ結果になっている。

 「VDフォトはがき」への印刷では、粒状感が官製はがきに比べるとかなり減少している。しかし、デフォルト設定では色調は赤みがかかっており、調整が必要だろう。また、今回テストした機器に限ったことかもしれないが、何本か走る横方向の線が目立っている。

 マイクロドライ方式の特徴として、インクリボン1種類ごとに用紙が出たり戻ったりする。見ていて楽しいギミックだが、この特徴により下マージンが15mm必要になっている。これを解決するためにVDフォトはがきでは、下部にミシン目で切り離せる余白がついているので、はがきサイズいっぱいに印刷することが可能だ。しかし、一枚あたり25円と他メーカーの製品より高価になっている。



●印刷サンプル

■年賀はがき■


印刷時間:3分39秒


【設定】
ドキュメント設定:カラー写真
用紙の種類:官製はがき
印刷モード:VDフォトカラー
光沢仕上げ
MFインク使用


【400%スキャン 523KB】
年賀はがき
■VDフォトはがき■
(MDS-DVPC[20枚]:500円、25円/枚)


印刷時間:4分38秒


【設定】
ドキュメント設定:カラー写真
用紙の種類:VDフォトはがき
印刷モード:VDフォトカラー
光沢仕上げ


【400%スキャン 465KB】
VDフォトはがき


■注意■

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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp