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● QUAKE III ARENA
● トゥームレイダー:ラスト レベレーション日本語版
● バルダーズ・ゲート
● ダークストーン
● RELICS The recur of “ORIGIN”
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「QUAKE III ARENA」で使用できる武器にはいくつかの種類があり、連射のきく武器は一発あたりのダメージが小さく、攻撃力の大きい武器は連射がきかないというように、それぞれに特徴づけられている。武器にはすべて弾数制限があるが、弾や武器、体力回復アイテムなどはマップの随所に設置されていて、そこで補給できる。また、これらのアイテムは一度取ってしまっても一定時間が経過すると再度登場するので、どのマップのどこに、どんなアイテムがあるのかを把握しておくことが勝利への近道になるだろう。アイテムを取りに来たライバルを狙い撃ちにする、なんていうテクニックも使えるはずだ。
「QUAKE II」で通信対戦にチャレンジ! と思ったら、右も左もわからないうちに殺されてしまったという、本誌編集部Fのようなアナタ。強豪の集うアリーナにいきなり挑んでも、袋叩きにあうのがオチだ(実際、彼らは信じられないほど強い)。この「QUAKE III ARENA」のシングルプレイで対戦のコツをつかんでからでも、ネット対戦デビューは遅くはないと思うのだけれど、いかがなものだろう?
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QUAKE III Arena TM (C)1999 Id Software, Inc. All Rights Reserved. QUAKE(R) and the id(R) logos are registered trademarks of Id Software, Inc. , QUAKE III ArenaTM and the Id SoftwareTM name are trademarks of Id Software, Inc. Activision(R) is a registered trademark of Activision, Inc. All other trademarks and trade names are properties of their respective owners
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ゲームシステムは従来のものを踏襲しているので、前作までをプレイしたことのある方なら、違和感なくゲームになじむことができるだろう。また、新たにロープにつかまってそれを揺らし、離れた場所に飛び移るなどのアクションも追加されている。意外とクセがあるので最初のうちは戸惑うかもしれないが、コツさえつかんでしまえば、より幅広いアクションを堪能できるようになるはずだ。
前作までにあった“ララの家”は、本作には収録されていないが、そのかわり導入部にチュートリアル的な要素が含まれる。ララがまだ16歳のとき、師であるウェルナー・フォン・クロイ教授と共に赴いたアンコールワットの遺跡。その時の記憶をたどり、クロイ教授の指導のままに遺跡の奥へ進んでいくことで、操作方法などを覚えることができるようになっている。もちろん、チュートリアルとはいえ大きなミスをすればゲームオーバー。また、ゲーム本編の序章という位置付けになっており、これをクリアしなければ本章に入ることもできないので、しっかりと指導を受けてクリアしていくようにしよう。
チュートリアルをクリアすると、時間は再び現代へと引き戻され、女性考古学者ララ・クロフト教授として各地の遺跡を冒険していくことになる。ここでの最初のステージは、エジプトのセト神を祀った神殿。炎や水などの表現は前作までに培った技術を活用し、美しい画面が演出されるが、ステージ構成やゲームの雰囲気はむしろ第1作に近いような気がする。難易度も「II」のときのような厳しさはないので(後半はともかく)安心してプレイすることができるのではないだろうか。ただ、マップはかなり複雑になっているし、厳しいトラップも健在なので、こまめにセーブしながら進む必要はある。隠された場所に設置された通路やアイテムも数多く用意されているので、プレイになれてきたら、それらを探していくのも楽しいだろう。クリアを目指すだけでなく、遺跡を隅々まで探索できるというのも、このゲームの大きな楽しみのひとつなのだ。
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TOMB RAIDER: THE LAST REVELATION (c) & TM 1999 CORE DESIGN LTD. (c) AND PUBLISHED 1999 EIDOS INTERACTIVE LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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一度プレイになじんでしまえば、あとはこの“AD&D”の世界を満喫するだけ。町の中で出会った人々と話し、パーティを組み、冒険の、あるいは逃避の旅に出よう。ときには人々から依頼を受けることもあるかもしれないが、それにどう対応するかもプレーヤーの判断に任されている。誰と親交をもち、誰と敵対するか。誰の依頼を受け、誰の依頼を断るか。その結果によって、ときにはパーティを離れていく仲間も現れるだろう。新たな仲間が加わることになるかもしれない。どんな展開になったとしても、それはあくまでもプレーヤーの行動の結果なのだということを覚えておこう。1本道のRPGにはない楽しさを満喫することができる。
「バルダーズ・ゲート」はまた、ネットワークを介してのマルチプレイにも対応している。シングルプレイでは最大6人までのパーティに1人で命令を与えていかなければならないけれど、マルチプレイなら自分の分身であるキャラ1人だけに集中することができる。このゲームでは時間の経過がリアルタイムなので、特に戦闘時には1人に集中できたほうが有利に進めることができる。もちろん、テーブルトークに比べれば融通の聞かない部分というのも存在はするが、プレーヤー全員が同じ場所に集まる必要がなかったり、マスターがシナリオを用意する必要がないなどのメリットもある。気のあった仲間同士で“AD&D”を楽しんでみてはいかがだろう?
年明けの1月27日には拡張シナリオ集「テイルズ・オブ・ザ・ソードコースト」の発売も決定しているので、末永く楽しむことができそうだ。
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Dungeons & Dragons, the AD&D logo, and the TSR logo are trademarks of TSR, Inc., a subsidiary of Wizards of the Coast, Inc., and are used by Interplay under license. All Rights Reserved. Interplay, the Interplay logo, and "By Gamers. For Gamers." are trademarks of Interplay Productions. All Rights Reserved. BioWare, the BioWare logo, and The BioWare Infinity Engine are trademarks of BioWare Corp. All rights reserved. [Dolby, the Dolby Surround Logo and the double-D symbol are trademarks of Dolby Laboratories Licensing Corporation.] All rights reserved. Exclusively licensed and distributed by Interplay Productions. All other trademarks and copyrights are property of their respective owners.
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マルチプレイ時には、もちろん操作できるキャラクターは1人だけだが、シングルプレイ時には同時に2人のキャラクターを参加させることができるのも大きな特徴のひとつ。必要に応じ、操作するキャラを切り替えれば、もう一方のキャラはプレーヤーキャラの後を追いかけ、現れた敵を独自の判断で攻撃していく。戦士、シーフ、プリースト、メイジといった、象徴的なキャラクターたちを自由に組み合わせてパーティを組むことができるので「ディアブロ」とはまた違った感覚で楽しむことができるだろう。シングルプレイで育てたキャラをマルチプレイに転送することもできる(逆は不可)ので、序盤はシングルプレイでレベルアップに専念し、ある程度強くなったらマルチに移行するという手段をとるのがよいかもしれない。また、マルチプレイ時に特定の相手とだけ会話する暗号化メッセージも使用できる。このとき、他のプレーヤーには無意味な文字の羅列が表示されるだけで話の内容は理解できないが、言語(Languages)スキルが高いキャラクターを使用していると暗号の解読が可能になるなど、マルチプレイ時の情報のかけひきも考慮されているので、プレーヤーのスタンスひとつで奥深いプレイを楽しむことができるだろう。
この「ダークストーン」、表示されるメッセージは英語のままだが、音声が日本語に吹き替えられているため、きちんと聞いていればプレイを進行するのに支障はない。ゲーム中に登場するクエストは全部で21用意されているが、ゲームを新規に始めるごとにマップが変わり、登場するクエストの順番も変化するので、新鮮な気分でプレイすることができるはず。もちろん、作成したばかりのキャラクターですべてのクエストをクリアすることは不可能なので、何度かマップを作り直してプレイしていく必要があり、その中で同じクエストにあたってしまう可能性は否定できないのだが。
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(c) 1999 Delphine Software International. Published by Zoo Corporation. Under license by Take 2 Interactive Software. 'Darkstone' and 'Delphine Software International' are trademarks of Delphine Software International. All rights reserved. 'Take 2 Interactive Software' is a trademark of Take 2 Interactive Software. All rights reserved.
● RELICS The recur of “ORIGIN”
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このゲームは、ある意味非常に敷居が高い。というのも、キャラクターの移動速度がかなり遅いので、進行にかなりの時間を必要とするためだ。中には移動の速いキャラもいるので、これを手に入れることができれば多少快適にはなるが、最初のプレイではどこに何がいるのかもわからないし、マップの全体構成すら把握できていないので、かなりのプレイ時間を必要とするはず。さらに、ゲームのセーブは特定の場所またはプレイ中に発見したアイテムを消費することでしか行なうことができないので、ある程度ゲームに慣れるまでは1回もセーブできないままにゲームオーバーになることも少なくない。さまざまな意味で、じっくりと時間をかけてプレイすることが求められるゲームだといえるだろう。
謎に包まれた遺跡(レリクス)の中で対峙する、人類(MARX)、動物(ANIMAL)、怪物(MONSTER)の3つの勢力。どの体を使用するかによって、攻撃対象や目的も変化する。時おり主人公の記憶にフラッシュバックする少女や騎士の姿は何を意味するのか? 遺跡の中で見かける自分以外の精神体の正体は? 随所にちりばめられた謎や突き放されたような自由度の高さは、むしろ海外のゲームの持っているテイストに近い。歯ごたえのあるゲームを求めるユーザーにおすすめしたいタイトルだ。
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「RELICS The recur of "ORIGIN"」(C) 1999 BOTHTEC
【筆者紹介】
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