株式会社アイ・オー・データ機器は、平成12年6月期中間期および通期の業績予想を下方修正した。中間期('99年7月1日~12月31日)の当期利益は7億5千万円の予想だったのが4億円へ-46.7%下方修正された。通期では19億円の予想が14億円への-26.3%の修正となっている。
下方修正の理由として、メモリ供給不足と台湾中部大地震のよるDRAM価格の高騰で、ユーザーの買い控えが発生し、メモリ製品の当初予算を10%以上下回るとしている。メモリ価格の急激な高騰は、ユーザーのみならず、周辺機器メーカーにとっても打撃だったことがうかがえる。また、製品開発、部材調達の遅れも指摘されており、こちらにも台湾中部大地震の影響が及んでいる。
なお、通期('99年7月1日~2000年6月30日)については、Y2K問題の終了とパソコン減税などにより、法人需要が伸びることを想定しているが、中間期の落ち込みは補いきれない見込みとしている。
□アイ・オー・データ機器のホームページ
http://www.iodata.co.jp/
□平成12年6月期中間期の業績予想の修正に関する通知書
http://www.iodata.co.jp/news_rel/199912/gyoseki.htm
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【11月26日】アイ・オー・データ、メモリ製品のオープンプライスを中止
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991126/iodata.htm
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990924/taiwan2.htm
('99年12月20日)
[Reported by date@impress.co.jp]