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会場:Las Vegas Convention Center
Sands Expo and Convention Center
Las Vegas Hilton
デジタルカメラレポート第一弾でお伝えしたとおり、年内最後の大型イベントであるCOMDEXでは、日本国内で入手できるモデルに関しては、あまり大きな動きはなかった。これで年末までは、まず目立った新製品が登場しないことが明らかになったため、現行製品のなかから安心して機種選びができるわけだ。
いっぽう、海外メーカーやアメリカ市場に特化した日本メーカーの製品は、猛烈な勢いで展開し始めている。なにしろ、アメリカではデジタルカメラが急速に普及し始めており、来年には台数ベースでアメリカが日本市場を追い越すことが明確になってきた。実際に普通のPCショップでも、デジタルカメラをおいている店が多くなっており、認知度も飛躍的に高まっている。そのため、ここにきて北米をターゲットにした製品が続々登場してきたわけだ。
そこで第二弾では、日本では見ることのできないモデルを中心にレポートしよう。
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価格は899ドル(USBキット、充電器込み)。これは北米でのソニーの「MVC-FD88」(130万画素・8倍ズーム)と同じ価格であり、ズーム比の違いこそあるものの、コストパフォーマンスは十分に高いモデルといえる。
サイズはこそ大きいが、FDD互換のSuperDiskのメリットを最大限に生かした、なかなか魅力的な北米向けビジネスモデルといえる。なお、日本国内で正式発表されていないが、来年には日本でも発売する予定という。
●iomega
Zip採用の2.1Mピクセル光学4倍ズーム機「ZipCam」を参考出品
アメリカで高い普及率を誇るiomegaのZip。今回は、プロトタイプながらも、このZipを使ったデジタルカメラを参考出品していた。
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【動画】 |
このモデルは、2.1Mピクセル(アメリカではこのような画素数表記が一般的)の光学4倍ズーム(+デジタルズーム2倍)搭載機だ。説明員によると、100MBのZipディスク1枚で標準モードの場合、200枚の撮影ができるという。また、記録時間は1コマあたり1秒と高速で、サウンドの記録もできる。
サイズはかなり大柄だが、Zipディスク自体のサイズからすると、むしろギリギリまで小型化されている感じだ。また、ボディー本体は結構薄型で、液晶モニターなどの厚みを考えると、本当にこの薄さで収まるのか若干の疑問に感じるほどのサイズといえる。
試作機とうたわれているが、細部の作り込みもしっかりしており、具体的な記録時間まで説明していることを考えると、実際に撮影できるモデルである可能性が高く、本格的な製品化を考えているようだ。操作部もよく考えられており、ジョグダイアルによるモード操作も斬新だ。
本機の横には、Zipを使ったデジタルオーディオデッキなどの試作機も展示されており、iomegaが従来のPC機器の世界だけではなく、デジタル家電系への展開を本気で考えていることを感じさせた。
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●EPSON AMERICA
シンプルでスタイリッシュな「PhotoPC650」
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●ヒューレットパッカード
JetSend搭載の光学3倍付き2Mピクセルモデル「C-500」を出品
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●ERICSSON
カシオQVによるBluetooth搭載の転送デモを展開
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●ixla
デジタルカメラ付きでわずか99ドルの画像系パッケージソフトを発表
アメリカではデジタルカメラの低価格化が急速な勢いで進んでいるが、ついに、わずか99ドルの、デジタルカメラ付きアプリケーションソフトが登場した!
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これは以前からデジタルイメージング系ソフトを多数発売しているixlaのもので、Web作成用の「Web easy Deluxe」と、デジタルフォトを楽しむための「Photo easy Deluxe」の2種が今回発表された。
いずれも、優秀なアプリケーションで、前者はこのソフト単体でビジュアルをふんだんに使ったホームページ作成ができるもの。後者は画像統合ソフトで、画像の簡単な管理から補正、各種のバリエーションプリントまでをフルにカバーできるもの。
これらに付属するデジタルカメラは「SuperPro Digital Camera」と呼ばれる、CMOSセンサーを採用したVGAモデルで、内蔵メモリー専用機で30枚の撮影ができる。液晶モニターはないが、ストロボも内蔵しており、USB転送に対応。デジタルフォトを気軽に楽しむには必要十分な機能を備えたモデルといえる。
カメラ単体では発売されていないようだが、カメラ付きセットが99ドルで、各アプリケーションのカメラ無しパッケージが49ドルであることを考えると、カメラ本体はわずか50ドルという猛烈な低価格を実現していることになる。
最近では国産モデルも、高画素・高機能化だけでなく、比較的手頃な価格帯のものも登場し始めているが、ここまで安価で、しかも基本機能がシッカリしたモデルは見あたらない。だが、PCで気軽に写真を楽しむなら、このようなシンプルなモデルでも十分なケースが多いわけだ。
さらに、このモデルが単なる低価格デジタルカメラとして販売されるのではなく、きちんとした用途が明確なアプリケーションソフトとワンパックになって登場してきたあたりに、デジタルフォトに対する文化の違いが感じられ、なかなか興味深いものがあった。
●Sierra Imaging
Web作成と検索機能を搭載した「Image Expart2000」
また、今回のCOMDEXでは、画像系のアプリケーションも数多く出品されていたが、そのなかでも出色の仕上がりだったのが、開催初日に公開された新バージョンである、Sierra Imaging社の「Image Expart2000」。
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このソフトの現行バージョンは、日本国内でパッケージソフトとして発売されていないが、東芝のAllegrettoの付属ソフトとして日本語版が採用されている。
もともと、画像の一覧表示と簡単操作の画像補正機能が大きな特徴だったが、今回の新バージョンでは、Web作成機能と検索機能を搭載し、さらに魅力的なものに仕上がっていた。
なかでも、Web作成機能は実に便利なもので、一覧表示から選んだ画像データを使って、画像の一覧表示や一枚毎に表示してゆくようなHTMLファイルが簡単にできるもの。また、テンプレートも豊富に用意されており、表示方法だけでなく、表示のバックグラウンドを変えたりといったカスタマイズ機能も充実している。もちろん、ここで作成したHTMLファイルをFTPすれば、自分のホームページ上で写真データを見栄えよく表示することができるわけだ。
価格は、アメリカでの画像系ソフトの標準である49.99ドル(Webからのダウンロード販売時)に抑えられており、現バージョンアップからのバージョンアップは29.95ドルという。なお、新バージョンは来月12月から、同社サイトで入手できるという。
●Pretec
スケルトンボディーもあるCMOS採用のVGAモデルを出品
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多くの大手メーカーにOEM供給をしている台湾メーカーであるPretecは今回、そのベーシックモデルとして「DC-520」を出品した。このモデルは、液晶モニターなしのシンプルなVGA(640×480ピクセル)モデルで、低価格化のために、撮像素子にCMOSを採用している。コンパクトでデザイン的なまとまりもよく、価格的にも149ドルと安価な点が大きなポイント。さらに、USB接続によりNetMeetingなどのPCカメラとしても利用できる。
また、オプションとして赤とグリーンのスケルトンボディーも参考出品するなど、なかなか魅力的なモデルに仕上がっていた。
同社はこのほかにも、縦型の85万画素モデル「DC-800」、150万画素の横型モデル「DC-1500」なども出品していた。
●Relisys
1.5Mピクセルの単焦点モデル「Dimera 150P」を出品
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同じく台湾のRelisysは今回、1.5Mピクセルの単焦点タイプとして「Dimera 150P」を出品。CFカード採用で、液晶モニターは1.8インチタイプでUSB対応という標準的なスペックで、ボディサイズも大きく、これといった特徴がない点が残念だ。また、同じボディーで130万画素の「Dimera 130P」もある。価格については未定という。
●SAMPO
199ドルの85万画素モデル「DC-400」を発表
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SAMPO(台湾)は、85万画素CCDで単焦点タイプの「DC-400」を発表。このモデルは、オートフォーカス式で、1.8インチLCDも搭載されており、記録媒体もCFカードを採用しながらも、199ドルと手頃な価格帯を実現したもの。また、2倍のデジタルズーム機能、USB転送、10秒のボイスメモ、9コマまでの連写機能なども備えた、なかなかの多機能モデルだ。デザイン的にも、レンズをセンターに配置するなど、アメリカ人好みのものに仕上がっていた。
●TATUNG
150万画素単焦点タイプ「TDC-150」を参考出品
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PC周辺機器を広く手がけるTATUNGは今回新たに、150万画素で単焦点タイプのデジタルカメラ「TDC-150」を参考出品した。デザインも個性的で、サイズもなかなかコンパクトなモデルだったが、あくまでも参考出品レベルで、価格や発売時期は未定という。
●Kodak
149ドルのメモリーカード対応インクジェットプリンターをデモ
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コダックは、デジタルカメラからPCなしで気軽にプリントできる、CFカードとスマートメディア対応のインクジェットプリンターを出品した。このモデルは「Kodak Personal Picture Maker MP100 by LEXMARK」と呼ばれるもので、LEXMARKの同種のプリンターを、コダックブランドで発売したもの。
しかも、その価格は、わずか149ドル!(199ドルで50ドルのキャッシュバック付き)。もちろん、通常のPC用カラープリンターとしても利用できることを考えると、これは破格といえる。
基本的には、「エプソン・プリントン」と同じ考え方で、デジタルカメラで撮影したカードを、直接、本機のメモリーカードスロットにセットするだけでOK。さらに、別売のZipドライブをパラレル経由で接続することで、パソコンなしに撮影データをZipに保存することができる点も大きな特徴といえる。
残念ながら、印刷品質はプリントンと比べるべくもなく、画質も荒いが、コダックブランドのモデルらしく、肌色などの再現性には十分気を使ったチューニングがなされている。また、使用感は軽快とはいえず、印刷速度も遅いうえ、プリントサイズの指定方法も分かりにくいなど、欠点も多い。
それでも、149ドルという価格は大いに魅力的なレベルであり、エントリー向けのデジタルカメラと組み合わせて、低価格でホームプリントを楽しみたいユーザーに持ってこいのプリンターといえる。
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National Semiconductorブースでは、なぜかスタジオ用の超本格派デジタルカメラの撮影デモが行われていた。このモデルは、FOVEN社の「FOVEN Studio System」と呼ばれるもので、実効1,200万画素(400万画素CCD×3)のレンズ交換式ワンショットタイプだ。
このモデルの最大の特徴は、なんといっても、ファインダーと制御部に、ごく普通のノートPCをそのまま採用している点。撮影風景を見ていると、ノートPCのモニターがそのまま巨大な液晶ファインダーになっているため、実に見やすいが、ちょっと異様な感じだ。もちろん、撮影されたデータはノートPCのHDDに記録することができる。また、キーボード部分には、カメラの制御に関係するキーだけにシールが貼られており、いかにも実用本位なモデルという印象だ(考えようによっては、VAIOのC1を巨大化したようなものともいえそうだが…)。
価格は50,000ドルときわめて高価だが、CCDのスペックを考えると、まずまず納得できる範囲。これもノートPCをほぼ無改造で利用しているからこそ実現できる価格といえそうだ。
□製品情報
http://www.foveon.net/prodframe.html
□COMDEX/Fall '99のホームページ(英文)
http://www.zdevents.com/comdex/fall99/
□関連記事
【11月19日】
プロカメラマン山田久美夫のCOMDEX/Fall '99 会場レポート デジカメ編その1
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991119/comdex21.htm
('99年11月22日)
[Text by 山田久美夫]