株式会社P&Aは10月20日、日本AMD、カノープスなど各メーカーと共同で新作ゲームなどの発表会を開催した。
P&Aの年末に発売するタイトルが中心で、すでにTEST版が公開されている3Dアクションシューティング「Quake III ARENA」、ホラーアクションアドベンチャー「NOCTURNE(ノクターン)日本語版」、フライトシミュレータ「Fly!(フライ!)完全日本語版」などが発表された。
「QUAKE III ARENA」はすでに発表されている以上のことは公開されなかった。と言うのもまだ、開発元のid Softwareからはプログラムが届いておらず、発売日までギリギリの展開となりそうだ。発売は11月26日を予定しており、対応OSはWindows、Macintosh。価格はそれぞれ6,800円。
「NOCTURNE」は、古くはALONE IN THE DARK、最近ではバイオハザードと同一の客観視点による画面切り替え型のアクションアドベンチャーゲーム。'40年代を舞台に悪霊達を退治するモンスターハンターの活躍を描く。パルプマガジン風の設定とおどろおどろしいモンスター、そして映画的な映像表現が特徴で、ロウソクで照らされた限られた視界の中を敵におびえながら倉庫内を進むシーンなど、これまでにはあまり見られない恐怖の演出が施されている。このゲームはAthlonに最適化されており、P&AによればAthlonでプレイするとフレームレートで70%向上する場合もあるという。11月5日に発売を予定。価格は8,800円で対応OSはWindows 95/98/NT 4.0。
「Fly!」はすでに英語版が発売中だが、11月5日に完全日本語版が発売予定となっている。
発表会には日本AMD、カノープス、ロジクールといった各メーカーも参加し、Athlon、SPECTRA 7400の発表を行なった。
日本AMDはAthlonの説明を行ない、「これまでは得手不得手があったが、今回はPentium IIIに対してどんなプログラムを走らせても勝つ」と自信のほどを語った。カノープスは「やっと安定して量産に入ったので11月の上旬にはショップに並べることができるだろう」と発言。「GeForce 256の能力を使いきったゲームソフトがこれから数多く登場することを望んでいます」とゲームメーカー側への注文も忘れなかった。
【発表会の風景】 | ||
「Quake III」を使ったゲーム大会も開催された | 「AthlonはPentium IIIよりすべての点で勝っている」と説明した日本AMD | 「量産に入ったので11月頭に出荷する」と説明したカノープス |
【NOCTURNE(ノクターン)】 | |||
□P&Aのホームページ
(10月21日現在この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.panda.co.jp/
□NOCTURNEの製品紹介
http://www.panda.co.jp/games/nocturne/index.htm
□Quake IIIの製品紹介
http://www.panda.co.jp/games/quake3arena/index.html
□関連記事
【10月4日】「QUAKE III ARENA」、P&Aが11月26日に発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991004/quakeIII.htm
('99年10月21日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]