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エレクトロニクスショー '99会場レポート 記録メディア編
~松下がSDメモリーカードをアピール~

会場入り口
会場:幕張メッセ(Hall 1~8、イベントホール9~11)
会期:10月5日~9日(5~6日は招待日)

 ソニーがこの手のイベントでは恒例となったメモリースティック関連のコンセプトモデルを展示する一方で、松下電器産業が著作権保護に対応したMMC(Multimedia Card)、「SDメモリーカード」関連のコンセプトモデルを大量展示。家電向けメモリカードは、共に著作権保護機能を持つメモリースティックとSDメモリーカードの2つの陣営ができつつある。


●お詫びと訂正
本記事に置きまして「三洋電機ブースにてSDメモリカードのプレーヤーが展示された」旨の記載がございましたが、こちらはMMC対応でありSD対応ではありませんでした。ご迷惑をおかけいたしました三洋電機様をはじめとする関係者の方にお詫びするとともに訂正いたします。


●松下電器産業

 松下電器産業は、著作権保護機能に対応したSDメモリーカードをアピール。SDメモリーカードを使用したミュージックプレーヤー「SD Music Player」を参考出品したほか、アクリルケース越しながらコンセプトモデルを大量に展示した。

 SD Music Playerは、記録フォーマットについては非公開としながらも64MB SDメモリーカード使用時に約60分の記録ができるという。PCとのインターフェイスは、特に備えず、当面はPCカードスロットを利用する。発売時期は2000年の春頃を予定し、価格は、他メーカーの価格を見て競争力のある価格を設定したいとしている。

 なお、同社は電子デバイスゾーンでもSDメモリーカードをアピールしており、名刺と交換でSDメモリーカードのモックアップが貰える。

展示されていたオーディオプレーヤー。実際に試聴することができる ヘッドセットになったビデオカメラとSDメモリーカードを使用したデジタルカメラ SDメモリーカードにも対応した据え置き型ステレオ ウォッチタイプのオーディオプレーヤー
SDメモリーカードを備えたDVカメラ SDメモリーカード対応ノートPC。右上にはLet's noteのロゴが印刷されている SDメモリーカードとDVD-RAM間で相互にデータをコピーできるマルチメディアステーション SDメモリーカード対応携帯電話
そのほかにもPDAや、電話、FAXなど多数展示されていた 電子デバイスゾーンにある松下電器ブースでは、名刺と交換でSDメモリーカードのモックアップをもらえる


●三洋電機

 三洋電機は、ミュージックプレーヤーや、カーステレオの試作機を展示、共に使用されているのはCFカード。ミュージックプレーヤーの試作機は基板のみで、基板上にはMMCスロット用の配線パターンだけがある。なお、このプレーヤーはプログラマブルなマルチデコード機能を持ち、MP3、AFCなど複数の圧縮方式に対応するという。
 なお同ブースでは、スティック状のメモリを使用したデザインコンセプトモデルも展示されていた。

ミュージックプレーヤー CFスロットを2つ備えたカーステレオ スティック状メモリのコンセプトモデル


●ビクター

 ビクターは、同社が提案するコンテンツ配信システム「Wave Less Radio」を採用した「デジタルミュージックプレイヤー」を参考出品した。Wave Less Radioでは、各端末が電子財布機能を持ち、端末同士で課金処理を伴うデータのコピーができる。電子財布にはキオスク端末で著作権使用料を購入する。また、コピーの情報は端末内に保存され、次回のキオスク接続時に著作権料が支払われるという。

 デジタルミュージックプレイヤーの内蔵メモリは固定で、CD1枚分の音楽データが収録できるという。圧縮フォーマットは、展示モデルではTwinVQを採用しているが、製品版は未定としている。ビクターでは、2000年中頃に発売を予定しているが、価格は未定という。

 また、ビクターはMMC用のフラッシュパス(FDD用アダプタ)を参考出品したほか、10月4日に発表された動画と静止画を同時に撮影できるDVカメラ「GR-DVL700」の展示も行なっている。GR-DVL700は、静止画の記録メディアにマルチメディアカードを採用している。

コンテンツ配信システム「Wave Less Radio」の展示パネル Wave Less Radio用キオスク端末。これで著作権料を購入する
ペンダント型ミュージックプレーヤー 携帯用ミュージックプレーヤー(左)とリモコン(右)
MMC対応DVカメラGR-DVL700。MMCは本体下部に挿入する MMC専用フラッシュパス


●ソニー

 ソニーは、メモリースティック関連のコンセプトモデルを大量に展示した。既に製品化されたメモリースティックウォークマンと、メモリースティックICレコーダーは、数多く展示され、来場者は自由に手に取ることができる。

 また、ソニーはMD DATA2規格に準拠し、650MBのメディアに10~20分の動画を記録できるMDビデオカメラ「MD DISCAM」を国内では初めて参考出品した。試作機はアナログ入出力端子のみでi.LINK端子などのデジタル端子は備えていないが、あくまでもコンセプトモデルで仕様は決まっていないとしている。

メモリースティックICレコーダー。本体デザインはメモリースティックウォークマンと似ており、メモリースティックを本体下部から挿入する
MD DATA2に準拠したMDビデオカメラ。MD DATAディスクに約10~20分の動画を記録できるという

□エレクトロニクスショー '99のホームページ
http://jes99.jesa.or.jp/

('99年9月6日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


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