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　シャープ株式会社は、リチウムポリマバッテリを搭載したノートPC「メビウスノートPJ PC-PJ2-HR」を発表し、企業向けの受注生産を開始した。価格はオープンプライスとしており、500台単位の発注時の単価は25万円程度の見込み。
　液晶パネルに11.3インチ800×600ドットのスーパーモバイル液晶（反射型TFT）を搭載し、日差しの強い屋外での視認性を高めている。また、液晶背面にリチウムポリマバッテリを内蔵し、従来のバッテリと合わせて約5時間の駆動が可能としている。

　スーパーモバイル液晶を搭載したメビウスノートは、昨年からいくつかの展示会で参考出品され、商品化が待たれていた。なお、モバイルCeleron 333MHz、64MBメモリ、6GB HDDなど、液晶とバッテリ以外はごく平均的な仕様。また、屋外での使用が前提となる商品のため、一般市場向けの製品化は未定としている。

　この製品は明日から幕張メッセで開催される「エレクトロニクスショー '99」で展示される。

　なお、本機のオプションとして、本体の底面に装着するリチウムポリマシートバッテリ「CE-BP01」が10月23日に28,000円で発売される。大きさはほぼ本体と同じで、厚さ17.8mm、重量は約405g。これを装備することでPC-PJ2-HRのバッテリ駆動時間は約7.5時間となる。また、このバッテリは一般市場向けのPJ2シリーズにも使用でき、本体内蔵のバッテリと合わせて約3.5～4.0時間の駆動が可能となる。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース（メビウスノート本体）
http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/991004-1.html
□ニュースリリース（シートバッテリ）
http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/991004-2.html
□関連記事
・山田久美夫のエレクトロニクスショー'98レポート 液晶編
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981009/ele_4.htm

('99年10月4日)

[Reported by date@impress.co.jp]