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マイクロソフトの「Money」製品への取り組みを語る阿多親市取締役 |
従来製品ではインターフェイスを含め金融関連の専門知識が必要で扱いにくいといったユーザー意見が多くあったようで、Money 2000ではインターフェイスはInternet Explorer 5.0ベースで設計しており、WEBと統合することで違和感無く操作することができるとしている。
また、操作方法を動画で収録しており、ビデオを見る感覚で操作法を学習することができる。
投資、金融商品の運用実績に関しては、相場情報の変化などに素早く対処するため、インターネットを通じて最新の情報をダウンロードすることができる。情報としては野村総合研究所の株価情報や(従来製品では株価の終値が提供されていたが、Money 2000からは20分遅れの最新データが提供される)、MSNとリンクしており7カ国の株価をチェックすることも可能。これらのデータは無料で取り込むことができる。
このほかにもオンライン関係は強化が図られており、従来のANSER-SPCによるデータ提供だけでなく、住友銀行や東京三菱銀行(2000年春サービス開始予定)などの口座を持っているユーザーは口座の明細情報をダウンロードして表示することも可能で、オンラインバンキングを実現することができる。銀行だけでなくDC CARDのクレジットカード情報、証券会社などの電子明細にも対応している。
「Money 2000」のみの機能としては、車や家の購入時のローン計算とアドバイス、資産運用のプラン設計などより高度な支援機能も用意されている。また、“株価の下落”、“物価の上昇”、“想定より早く死亡した場合”などいろいろなデータに基づいた「人生シミュレーター」機能も搭載している。
マイクロソフトとしては、普及に拍車がかかってきたと言われるパソコンの新しい使い方の提案の1つとして「Money 2000」を販売していきたいとしている。
マイクロソフトのデータによれば、現在家計簿をExeclでつけているユーザーが約4割も存在し、そのユーザーをMoneyに取り込みたいという。だが、「Money 2000」ではExeclのデータをMoneyにコンバートする機能はなく「急務だと思うが、検討中」というコメントに留まっている。
「Money 2000」のメイン画面。Internet Explorer 5.0ベースで設計されており、ブラウザと同等の操作性を実現している | 証券などの金融商品の管理も簡単に行なうことができる。データはオンラインでダウンロードして取り込み可能 | オンラインサービスに接続中のスクリーンショット。オンライン相場データの取り込みと為替データを取り込み中 |
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/ms.htm
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/0921mone.htm
□「Money」関連情報ページ
http://www.microsoft.com/japan/products/money/
('99年9月21日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]