WORLD PC EXPO 99 レポート
IEEE-1394/USBデバイスを各社が展示
会期:9月7日~11日(7日は特別招待日)
会場:幕張メッセ HALL 1~8
Windows 98 Second Editionで、IEEE-1394対応が強化され、SBP2(Serial Bus Protocol)対応周辺機器をサポートしたことで、各社からIEEE-1394対応CD-R/MO/HDDなどが出品された。
●ソニー:i.Link用4倍速CD-RWドライブ
ソニーはi.Linkを採用し、CD-R/CD-RW共に4倍速書き込み可能なCD-RWドライブを参考出品した。CDの読み込み速度は最大24倍速。対応機種は、Windows 98 Second Editionを搭載したVAIOシリーズのみになるという。発売時期、価格共に未定。
●松下電器:IEEE-1394 AVプロトコルを採用したハードディスク
松下電器は、IEEE-1394 AVプロトコルを採用したHDDを参考出品した。DVに撮影したムービーをIEEE-1394経由でこの製品にコピーして編集を行なう。展示された試作機は、前面に4ピンのi.Link(IEEE-1394)端子を1つ備える。製品版のHDDの容量は、17GB~18GBになるという。
●メルコ:USB/IEEE-1394対応ストレージ4製品
メルコは、8月に発表したIEEE-1394インターフェイス「IFC-ILP/DV」(PCIバス版、24,800円)と、「IFC-ILCB/DV」(CardBus版、24,800円)のほか、USB対応640MB MOドライブ「MOS-S640USB/A」、IEEE-1394対応CD-R/640MB MOドライブ/HDDなどを展示した。USB対応MOドライブは、ドライブ自体はSCSIインターフェイスを備え、USB-SCSI変換ケーブルが付属する。IEEE-1394製品はMac用MOを除き、いずれも参考出品。
●アイオメガ、USB/PCMCIAインターフェイスを備えたZip 250
アイオメガは本日発表したZip 250を展示した。デザインを一新し、USBとPCMCIA-ATAPIインターフェイスを備える。PCカードが付属しないUSBモデルと、PCカードが付属するコンボパッケージが用意される。なお、PCMCIA-ATAPIインターフェイスは後日単体でも発売するという。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格はUSB/PCMCIAコンボパッケージが2万数千円、USBパッケージが1万円後半の見込み。
●マイクロソフト:光学センサーを備えたIntelliMouse Explorer
マイクロソフトも本日発表したIntelliMouse Explorerを展示した。ボールの代わりに光学センサーを備えるほか、新たに2つのボタンが追加された。同時に発表されたIntelliMouse with Optical Technologyは展示されていなかった。インターフェイスはUSBで、PS/2変換アダプタが付属する。
●新潟キヤノテック:USBポートリプリケータ2機種
新潟キヤノテックは、USBポートリプリケータ2製品を出展した。ダウンストリーム3ポートのUSB Hubにイーサーネット、シリアル、パラレルインターフェイスを備えた上位モデルと、ダウンストリーム4ポートのUSB Hubにイーサーネットを搭載した低価格版の2種類が用意されるという。発売時期2000年第1四半期、価格は上位モデルが20,000円前後、低価格モデルをそれより数千円安く出したいとしている。
●アドテックス:OEM向けIEEE-1394 IDE変換コンバーター
アドテックスは、3.5インチのIDE HDDをIEEE-1394に変換するコンバーターカードを展示。転送速度は、100/200Mbpsのみだが、現在400Mbpsの製品とIEEE-1394 SCSI変換コンバーターを開発中という。なお、この製品は、OEMのみで一般発売する予定はないとしている。
('99年9月7日)
[Reported by taira@impress.co.jp]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
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