株式会社セガ・エンタープライゼスは、同社のコンシューマゲーム機Dreamcastのインターネットサービス、及び共同マーケティングに関してAT&Tと提携した。セガはDreamcastを米国で9月9日から販売するが、AT&Tが優先インターネットサービス・プロバイダとなる。
セガは6月に東京で行なわれた発表会で、インターネット対戦ゲームシステム「Dreamcast HEAT」の世界規模での構築を発表しており、その足がかりとして、英British Telecommunications(BT)と提携。今回のAT&Tとの提携は、北米市場でのネットワーク事業の強化の一環となる。
サービス内容としてはE-mailによるゲームソフトの攻略やヒントなどの情報配信、チャットルームの開設、デモゲームのダウンロードサービスなどを予定。
料金体系としては1カ月10時間までの接続で9.95ドルとなる「Hourly Price Plan」、19.95ドルで150時間まで接続でき超過分については1時間0.99ドルの「Standard Price Plan」、21.95ドルで接続時間無制限の「Unlimited Price Plan」の3種類が用意される。また、「Standard Price Plan」と「Unlimited Price Plan」のユーザーにはDreamcast用キーボードが無料で配布される。
セガ・エンタープライゼスの大川功会長はリリースで「AT&TやMicrosoft、NECといったリーディング・カンパニーとパートナーを組むことにより、セガの目指すインターネット時代のゲームエンターテイメントを実現できることがより一層確実となった」と発言。また、「同様のネットワーク・パートナーシップを日本においてもDreamcast用に広げていく所存でいる」としているところから、日本でもいずれかの企業と同様の提携をする可能性を明らかにした。
□セガ・エンタープライゼスのホームページ
http://www.sega.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sega.co.jp/sega/corp/news/nr990805_1.html
□SEGA OF AMERICAのホームページ
http://www.sega.com/
□ニュースリリース
http://www.sega.com/corporate/press_releases/99aug/press_att.html
□AT&Tのホームページ
http://www.att.com/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990601/sega.htm
('99年8月5日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]