株式会社インテルは、810チップセットのリアルタイムクロックに不具合がある事を明らかにした。不具合は、810DC100/810/810-Lのいずれでも発生するという。
通常リアルタイムクロックは、1秒間に1回時間を更新し、更新中にシステムからアクセスがあった場合システムにbusyを通知する。今回の不具合では、更新中にbusyを返さない場合があるため、更新中の不適切なデータを読み出してしまう可能性があるというもの。同社では、この不具合は、BIOSアップデートで修正できるとしている。なお、この不具合が影響し、製品の出荷を2~3週間遅らせるメーカーもあるという。
ASUStek Computerでは、現在市場に流通している810搭載マザーボード「MEW」には修正されたチップを搭載しているほか、AOpenの「MX3W」では、BIOS 1.09以降で不具合に対処している。
□Intelのホームページ
(7月4日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.intel.com/
□ASUStek Computerのホームページ
(7月4日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.asus.com/
□AOpenのホームページ
(7月4日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.aopen.com/
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('99年7月5日)
[Reported by taira@impress.co.jp]