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　株式会社ニコンは、一眼レフカメラF5/F100の技術をベースに開発された一眼レフデジタルカメラ「ニコン デジタルカメラD1」を9月末から65万円で発売する。同時に交換用レンズ「AF-SズームニッコールED17～35mmF2.8D」（D1使用時 35mm換算25.5～52.5mm）と、「PCマイクロニッコール85mmF2.8D」（D1使用時 35mm換算127.5mm）を発売する。レンズの価格は共に未定。

左がD1用、右がCOOLPIX950などに採用されている1/2インチCCD

　ニコン デジタルカメラD1は、COOLPIX 950で採用されているCCDの12倍の面積を持つ23.7×15.6mmの274万画素原色系CCD（有効画素数266万画素）を搭載する。出力解像度は、2,000×1,312ピクセル。Type2のCFスロットを搭載するが、CFメディアは添付されない。なお、CF Type2規格のHDD「マイクロドライブ」にも対応予定としている。インターフェイスは、400Mbpsに対応したIEEE-1394を搭載し、非圧縮のRAWデータを約0.5秒で転送できるという。また、ニコンFマウントを搭載し、ニッコールレンズのほぼ全てが装着できる（撮影画角は35mm換算でレンズ表記の1.5倍）。

　本体背面には、12万画素の2インチ低温ポリシリコン液晶モニターを備え、撮影画像を確認できるほか、サムネイル、ヒストグラム／ハイライト部分の表示もできる。データフォーマットは、約1/4、約1/8、約1/16のJPEG形式のほか、非圧縮のRGB-TIFF、YCbCr-TIFF、CCDの出力を12bitのデータで保存するRAWデータが選択可能で、DCF/DPOFに準拠する。シャッタースピードは最大16,000分の1秒。最大約4.5コマ／秒で、最大21枚まで高速連写ができる。

　本体にはマグネシウム合金を採用し、外形寸法は約157×85×153mm（幅×奥行き×高さ）、重さ約1.1kg。レンズ交換可能な一眼レフデジタルカメラとしては世界最小最軽量としている。

本体右側面。背面にある液晶モニターが見える	グリップ前後にはコマンドダイヤルがあるほか、十字セレクタも備える	上面には各種情報を表示できる液晶モニターと、アクセサリシューを備える

【主な仕様】
・CCD：23.7×15.6mm274万画素原色系CCD（有効画素数266万画素）
・レンズ：オプション
・感度：ISO 200/400/800/1600相当
・ホワイトバランス：オート、マニュアル6種（±3段階の微調整が可能）、プリセット
・記憶媒体：Type2対応コンパクトフラッシュ（オプション）
・記録フォーマット：JPEG（圧縮率約1/4、約1/8、約1/16）、RGB-TIFF、YCbCr-TIFF、12bitRAWデータ（DCF/DPOF準拠）
・出力解像度：2,000×1,312ピクセル
・オートフォーカス：TTL位相差方式、5点測距オートフォーカス
・電源：ニッケル水素（オプション） ACアダプタ使用可能
・サイズ（幅×奥行き×高さ）：約157×85×153mm
・重量：1.1kg

□ニコンのホームページ
http://www.nikon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/d1_99.htm

('99年6月15日)

[Reported by taira@impress.co.jp]