台北の「Taipei International Convention Center(TICC)」と「Taipei World Trade Center(TWTC)」で6月1日から、「COMPUTEX TAIPEI '99」が開幕する。COMPUTEX TAIPEI '99は、910社が出展するコンピュータ関連のイベントだ。912社の内815社を台湾の会社が占めており、すでにパソコン最新情報発信基地となった台湾の最新状況を知るのに最適な展示会となっている。
PC Watchでは連日イベントの模様をレポートするが、今回は前日の会場の様子をお伝えする。
■会場内ではブースの設営が急ピッチで進む
あいにく現在、台湾は雨季。開幕前日である5月31日も終日雨が降り続いている。現地の人によれば、雨は昨日から降っているとのことだ。しかし、外の天候とは関係なく展示会場は準備のため活気にあふれている。
準備中の展示ブースは、入り口は関係者以外立ち入り禁止で入ることができない。しかし、立入禁止の立て札越しから展示ブースを覗くことができるほか、吹き抜けになっている上層階からも準備の様子を伺うことができた。
それらの場所から見た限りでは設営が着々と進められているものの、まだ雑然とした状態で、「前日の午後4時(現地時間)にこんな状態で、明日9時の開幕に間に合うのか?」という一抹の不安を覚るほどだ。また、ほとんどのブースがブース自体を作っているところなので、どんなものが出展されのるかはわからない状態だ。
全体に、日本のイベントと比較すると、ブース1個1個が小さく非常に密度が高い印象を受けた。
吹き抜けになっているので、上層階からも見下ろすことができる | 各ブースの設営が進む。ただし、関係者以外立ち入り禁止のため、ブースに近づくことはできない | Taipei International Convention Centerの小間図。非常に小さな小間が密度高く並んでいるのがわかる |
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■今回期待されるものは?
今回出展が期待されるのは自作系のものとしては、最近発表となったIntelのビデオ統合チップセット「810」を搭載したマザーボードや、Socket 370のDualマザーボードだろう。そのほかでも、VIAの新しいチップセットを採用したマザーボードが数多く出展されることが予想される。
また、完成品としては、今まで日本の独壇場だったB5サイズ以下のノートPCや、Windows CEなどのモバイルマシンが、台湾メーカーからもどんどん出てくることだろう。
その他にも変わった入力デバイスなど、台湾ならではの奇抜な製品が数多く登場することを期待したい。
□COMPUTEX TAIPEI '99のホームページ(英文)
http://www.computex.com.tw/cpx99.asp
□TCAホームページ(和文)
http://www.ippc.com.tw/tca/tca.htm
□台北世界貿易センター展示場ホームページ(英文)
http://taipeitradeshows.cetra.org.tw/
□TAIPEI International Trade ShowsのCOMPUTEX TAIPEI '99ページ(英文)
http://taipeitradeshows.cetra.org.tw/computex/
('99年5月31日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]