メディアはカートリッジレスタイプ

米HP、DVD+RWドライブを初めて製品化

'98年5月24日 発表(現地時間)



 Hewlett-Packard(HP)は24日(現地時間)、DVD+RWとしては初の製品となる「HP DVD Writer 3100i」を発表した。インターフェイスはSCSI、書き込み速度は1.25倍速(1.7MB/秒)で、ライティングソフトはAdaptecのDirect DVDを使用する。6月出荷予定で、予想市場価格は699ドル。メディアの価格はおよそ30ドルとされている。

 DVD+RWはHP、ソニー、Philipsが中心となって'97年に提唱した、書き換え可能なDVD互換ディスク。同じDVD互換の書き換え可能ディスクとしては既発のDVD-RAMがあるが、互いに互換性はない。メディアは片面単層、または両面単層で、面当たりの容量は3GBとなっており、現在発売されているDVD-RAM(2.6GB/面)より大きい。また、DVD-RAMのメディアがカートリッジタイプなのに対し、DVD+RWはDVD-ROMのようなむき出しのディスクを使用する。

 リリースによると米国以外での出荷は秋以降とされているが、日本HPでは日本国内での発売は全くの未定としている。

□HPのホームページ
http:www.hp.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.hp.com/pressrel/may99/24may99d.htm
□関連記事
【'98年7月8日】鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」●DVD+RW(DVD+ReWritable)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980708/key37.htm#dvd+rw
【'97年9月4日】「ソニーなど6社が、DVD互換のリライタブルディスク規格を共同発表」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970904/sony.htm

('99年5月26日)

[Reported by aoyama@impress.co.jp]


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