日本IBM、Intelの協力のもと「IBM Linuxサポート・センター」を開設

堀田
ワークパッド片手にプレゼンテーションをする堀田一芙取締役
'99年4月7日 発表

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IBM Linuxサポート・センター
IBM Linuxサポート・センター
 日本アイ・ビー・エム株式会社は、Linuxを採用したPCクライアント/サーバーシステムを対象としたサポートシステム「IBM Linuxサポート・センター」を開設したと発表した。

 IBM Linuxサポート・センターは、インテル及び五橋研究所の協力によりハードウェア、ソフトウェアに関する技術サポート、データの蓄積などを行なう。IBMはPentium III Xeonをはじめとした32bitアーキテクチャだけでなく、IA-64に向けてUNIX、Linuxの早期対応を実現する一環として今回のセンターを立ち上げたとしている。このほか、同社のredhat Linux稼働認証マシンの情報公開なども行なわれる。6月には「Linux Web DB」も開設され、蓄積した情報、デバイス/ドライバ情報などをユーザーに提供していく。立ち上げ当初は数人の技術者で運営するが、徐々に人員を強化していくという。
 また、日本IBMのLinuxに関する対応の一環として、同社ホームページ上に「Linux情報提供ページ」を開設したほか、全国700の学校/学術機関/ソフトハウスなどを対象とした会員制サイト「Academic Web」もスタートしている。

 発表会ではPentium III Xeon 500MHz搭載の「Netfinity 5000/3000」など新機種、ラインナップの発表が行なわれたほか、IntelのProfusionを使った8ウェイのSHVサーバーの開発意向も明らかにされた。

 Pentium III Xeon 500MHz搭載機の発表ということもあり、会場にはIntelの取締役副社長を務めるジョン・アントン氏が挨拶を行ない、ハイエンド向けアーキテクチャのロードマップを公表した。これによると64bitアーキテクチャのMercedを2000年に発表するが、IA-64と並行して現行のIA-32製品も強化していくとしている。

インテル副社長 ロードマップ Pentium III Xeon_1 Pentium III Xeon_2
発表会に出席したIntelのジョン・アントン取締役副社長。日本IBMとの協力関係を永続的に続けていくことを改めて強調した ハイエンド向けIAに関するロードマップ。Merced登場後もIA-32をバージョンアップしていくという 発表会場に展示されていたPentium III Xeon。展示されていたものは500MHzで、550MHzは第2四半期出荷予定という Netfinity 3000マザーボード。マザーボードは2ウェイだが、写真では1枚しかセットされていない。このブロックごと4ウェイと取り替えることができる


□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□IBM Linuxサポート・センターのニュースリリース
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/cgi-bin/PREScgiDep.pl?docid=PRES1260&caps=N&perc=90&keywords=
□Netfinityに関するニュースリリース
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/cgi-bin/PREScgiDep.pl?docid=PRES1259&caps=N&perc=90&keywords=
□日本IBMのLinux情報関連ページ
http://www.ibm.co.jp/linux/
□関連記事
【3月15日】日本IBM、Linuxサポートを国内でも発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990315/ibm.htm

('99年4月7日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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