従来Macintosh用のDTPアプリケーションやフォントではコピープロテクトの手段として、ADBに接続するハードウェアキーや、インストール時にオリジナルのFDDを必要とする場合が多かった。iMacでは、ADBおよびFDDが、新Power Macintosh G3ではFDDが装備されていないため、これらを使用することができず旧機種からの移行の障害になっていた。
このところ各社から、USBハードウェアキーへの交換サービスや、USB接続のFDDなどへの対応ドライバなどが発表され、これらの障害も取り除かれつつある。各メーカーの対応状況を一覧で紹介する。
●ハードウェアプロテクトキーへの対応
・クォークジャパン株式会社
対応方法:USBアダプタによる接続
内容:カスタマーサポートセンター、検証・交換係に申し込むことで、申込書が送られる。申し込み期間は6月30日まで。
http://www.quark.co.jp/support/05cs_guide.html#q13
●USB接続のFDDへの対応
・イメーション株式会社
対応状況:ホームページでUSB SuperDisk用ドライバを配布
内容:ファントやアプリケーションのインストールでフロッピーディスクを認識しない場合や、インストール中にエラーが発生する不具合を修正。なお、各アプリケーションメーカーから対応ソフトを入手する必要がある。
http://www.imation.co.jp/datastorage/download.html
・株式会社モリサワ
対応方法:ホームページで「USB Floppy Enabler Ver1.0」を配布
内容:松下電器産業とイメーションのSuperDiskドライブではアプリケーションとフォントのインストールに対応。ヤノ電器のUSB FDDではアプリケーションのインストールのみに対応する。
http://www.morisawa.co.jp/support/tshooting/hotnews/imac_newG3j.html
・株式会社フォントワークスジャパン
対応方法:ホームページでSuperDiskからのフォントインストール対応ドライバを公開
内容:ドライバVer.1.31からイメーションと松下電器産業のUSB SuperDiskドライブからのインストールに対応
http://www.fontworks.co.jp/n/new/news/990302.html
・ダイナラブジャパン株式会社
対応方法:一部書体はイメーションUSB SuperDiskドライブでそのまま利用可能。そのほかの書体のインストーラは現在開発中
内容:PS-Printer版54書体、プレミアム故宮(DF、DCシリーズ)、タカ書体ATM版は、利用可能。セレクト10・セレクト10(1書体インストーラ)、タカ書体PS-Printer版は開発中の専用インストーラが必要。なお、両書体ともATMはインストールできる。配布時期は今後発表予定。
http://www.dynalab.co.jp/FAQ/macos.newg3.htm
・有限会社エヌフォー・メディア研究所
対応方法:タイプバンクプロフェッショナルフォントシリーズを除き、USB SuperDiskドライブでインストール可能
内容:タイプバンクプロフェッショナルフォントシリーズを除き、松下電器、イメーションのUSB SuperDiskドライブ、ヤノ電器のUSB FDDでインストール可能。なお、タイプバンクプロフェッショナルフォントシリーズは、ENFOUR TYPE COLLECTION タイプバンク01へのアップグレードを実施中。
http://www.enfour.co.jp/media/imac/index.html
・リョービ株式会社
対応方法:松下電器、イメーションのSuperDiskドライブでインストール可能
内容:インストーラはリョービインストーラ(セレクト版)1.8J/1.9J以上を使用する必要がある。
http://www.ryobi-group.co.jp/ryobi/graphic/font/f_inst_imacg3.htm
・アドビ
対応方法:解決手段調査検討中
http://www.adobe.co.jp/product/type_library/type_library.html
('99年4月2日)
[Reported by taira@impress.co.jp]