【MC-R700】 |
【MC-R520】 |
標準価格:MC-R700 155,000円
MC-R520 110,000円
日本電気株式会社(NEC)は、Mobile Gear IIシリーズに、Windows CE H/PC Pro 3.0を搭載した2機種を追加した。800×600ドットの液晶ディスプレイとUSBインターフェイスを備えた「MC-R700」(155,000円)と、MC-R510の後継モデル「MC-R520」(110,000円)で、共に3月15日から発売する。
MC-R700は、CPUはVR4121、メモリ32MB、タッチパネル機能を備えた800×600ドット65,536色表示の9.4インチSTN液晶を搭載する。キーボードはMC-R510/520と同等の16.5mmピッチキーボードを採用し、タッチパネル用のペンが付属する。
駆動時間は、標準のリチウムイオンバッテリで最大約8時間(連続通信時約4.5時間)で、大容量バッテリなどは用意されない。インターフェイスは、USB、PCカードスロットとCFカードスロット(いずれもType2)、V.90対応モデム、IrDA、RS-232C、外部ディスプレイ端子を備える。本体サイズは、245×189×26.6mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約1.1kg。
MC-R700は、800×600ドット65,336色の液晶や、USBインターフェイスなど、Windows CE H/PC Pro 3.0で新しく追加された機能を最大限提供したという。
MC-R520は、従来モデル「MC-R510」の後継モデル。OSが変更されたことにより、65,536色の表示が可能になったほか、キーボードに「Num」表示が追加された。またROMの容量を増やし、英和/和英辞書を収録している。そのほかの仕様に変更はない。本体サイズは、245×131×28.8mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約770g。
なお、従来モデルの「MC-R510/R500/R300」のOSをWindows CE 2.11にするアップグレードサービスを3月中旬から実施する。MC-R510はOSのアップグレードにより65,536色表示が可能になる。
また、発表会会場では参考出展を含む周辺機器などが展示された。
NECはUSBインターフェイスを備えたclik!を展示した。電源もUSBポートから供給し、電源コネクタを持たない。OSはWindows CE H/PC Pro 3.0のほか、Windows 98、Mac OSにも対応するという。'99年前半に発売の予定としているが、価格などは未定という。
また、アダプテックジャパン株式会社はSCSI PCカード「APA-1460A」をWindows CE 2.0以降に対応したドライバを同社のホームページで公開する予定。対応機器は、当初はハードディスクとリムーバブルドライブのみ。配布時期は3月中としている。
【USBインターフェイスを備えたclik!】 |
□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9902/2201.html
□製品情報
http://www4.pc98.nec.co.jp/Product/MG/
□Adaptecのニュースリリース「APA-1460AがWindows CEに対応」
http://www.adaptec.co.jp/news/pr990222.html
('99年2月22日)
[Reported by taira@impress.co.jp]