加ATIは、ビデオチップ「RAGE 128 GL」を搭載したMacintosh用ビデオカード3機種を発表した。ハイエンド向けの「Nexus 128」、ゲーマー向け「RAGE ORION」、マルチメディア向けの「Xclaim VR 128」の3機種が用意される。インターフェイスは全てPCIで、QuickDraw3D RAVE、Conix 3D、OpenGLなどの3D APIに対応する。いずれも発売時期は'99年第1四半期としている。

　ハイエンド向けのNexus 128は、デザイナーやコンテンツクリエイター向けとしており、32MBのSDRAMを搭載し、最大1,920×1,200ドット、1,677万色の表示が可能。推定小売価格は299ドル。

　ゲーマー向けのRAGE ORIONは、16MBのSDRAMを搭載し、最大1,600×1,200ドット1,677万色の表示が可能。推定小売価格は199ドル。

　マルチメディア向けのXclaim VR 128は、16MBのSDRAMを搭載し、最大解像度1,600×1,200ドット、1,677万色の表示が可能。外付けのTVチューナーXclaim TVが同梱されるほか、ビデオ出力端子も備える。また、ハードウェアによるビデオ圧縮/展開に対応したRAGE Theaterチップを内蔵し、PowerPC G3を搭載したMacintoshで最大640×480ドット、60フィールド/秒または30フレーム/秒でビデオ取り込みができるとしている。推定小売価格は229ドル。

　なお、ATIテクノロジーズジャパン株式会社でも同時期に日本語版を発売予定としているが、価格は未定。

□加ATIのホームページ（英文）
http://www.atitech.ca/
□ATIテクノロジーズジャパンのホームページ
（これらの製品に関する情報は掲載されていない）
http://www.atitech.co.jp/
□Nexus 128のニュースリリース（英文）
http://www.atitech.ca/news_awards_events/press_releases/1998/4160.html
□RAGE ORIONのニュースリリース（英文）
http://www.atitech.ca/news_awards_events/press_releases/1998/4159.html
□Xclaim VR 128のニュースリリース（英文）
http://www.atitech.ca/news_awards_events/press_releases/1998/4158.html
□関連記事
【8月28日】「ATI新世代ビデオチップ「RAGE 128ファミリー」発表」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980828/ati.htm

('98年12月22日)

[Reported by taira@impress.co.jp]