会場:Las Vegas Convention Center, Las Vegas Hilton, Sands Expo & Convention Center
COMDEX/Fall '98では、既にお伝えしたVoodoo 3のほかにも、ビデオチップ関連の目立った展示があった。今回は、ローエンド向けビデオチップ「Vanta」を発表したNVIDIAや、RIVA TNTオンボードのマザーボード「T-100MMR」を出展したSTBのブースなどをレポートする。
NVIDIAの新ビデオチップ、Vantaの使用用途に関するデモ。 3Dモデルを使った自転車の操作解説(左) ポリゴンで描画された立体グラフ(右) |
同社では、これらの企業向け市場にも力を入れていくとしており、今後は、ゲーム/マルチメディア市場向けのハイエンドチップに加えて、Vantaの後継となるローエンドチップも発表していくつもりだという。
なお、現行ハイエンドチップ「RIVA TNT」の後継製品に関しても一部内容が明らかにされた。この「TNT2」と呼ばれる製品は、最大メモリ容量を16MBから32MBに拡張し、新たにAGP 4Xモードにも対応する。基本設計はRIVA TNTと同じものになるという。正式発表は'99年第2四半期を予定しており、量産出荷は「おそらく第2四半期の終わりになる」という。
□NVIDIAのホームページ(英文)
http://www.nvidia.com/
T-100MMR |
なお、「T-100MMR」は、同社独自のマルチメディア向け拡張スロット「MultiMedia Riser(MMR)」も搭載している。MMRは、AGPスロットを拡張する形で搭載される小型の独自スロット。同社では「マルチメディア向けに十分な転送能力を持った拡張バス」と説明しており、「スロットが小型のため、同じ機能を拡張するならば、PCIやAGPよりも安価になる」としている。ただし、会場ではそれ以上の詳細に関する説明はされず、具体的な適用分野として「テレビチューナーやビデオキャプチャ」などが挙げられるにとどまった。
□STBのホームページ(英文)
http://www.stb.com/
J7BXAF |
□Jetwayのホームページ(英文)
http://www.jetway.com.tw/
('98年11月24日)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]