会場:Las Vegas Convention Center, Las Vegas Hilton, Sands Expo & Convention Center
モバイル用機器を中心に、珍しい周辺機器をレポートする。
●CNF、ノート用外付けインターフェイスボックス
CNFのブースではちょっと変わったノートPC用の周辺機器が展示されている。
「theBUS」は、PCカード経由で各種I/Oポートを追加するもの。名前にちなんで「School BUS(黄)」カラーと、「Transit Black(黒)」カラーの2色が用意される。電源はACアダプタから供給し、装備するインターフェイスはCRT出力、マウス、キーボード、パラレル、シリアル。Transit Blackモデルには、さらに10Base-Tポートも搭載される。出荷時期は、School BUSモデルが199ドルで12月から、Transit Blackモデルが299ドルで'99年第1四半期。ディストリビュータが見つかれば、日本でも出荷したいという。
そのほかにも、ThinkPadやDynaBookのデバイスベイに装着するCD-ROMや、ZipドライブなどをPCカード経由で接続する「deviceDOCK」が展示されている。ThikPadのドライブに対応するモデルと、DynaBookのドライブに対応する2モデルが用意される。出荷は既に開始されており、価格は266ドルからとなっている。
最近のノートPCでは、小型/薄型化するため搭載インターフェイスが少なくなる傾向にある。さらにソニーのVAIO C1のようにポートリプリケータが用意されていない機種もあり、そういった場合に非常に重宝する製品だ。
theBUS |
deviceDOCK、左がThinkPad用 |
ThinkPad用の蓋を |
●富士通、スライドパッド搭載マウス
富士通のブースでは、マウスの左右のボタンの間にタッチパッドを備えたマウス「ScrollPad Mouse」が展示されている。IntelliMouseと異なり、上下左右にスクロールできるところがポイント。IBMからTrackPointを搭載したマウスが発売されているが、発想はそれと同じといえる。25ドル程度で供給できるとしている。
富士通では、そのほかにもPDAのPalm IIIに対応した小型キーボードを参考出品。このキーボードは独自の方式により、18個のキーでアルファベット全てを入力できる。日本語版もすでに開発が発表されているが、元々は英語の入力用に開発されたという。そのため先行して'99年初めに米国で発売され、価格は日本円にして5,000円~10,000円程度が予定されている。
ScrollPad Mouse |
Palm Pilot/IIIに |
●CASTLEWOOD、2.2GBのリムーバブルドライブ「ORB」
CASTLEWOODは、2.2GBのリムーバブルドライブ「ORB」を出展。インターフェイスはUltra SCSI、ATAPIとパラレルで、内蔵モデルと外付けモデルが用意される。価格はいずれも199ドル。メディアは29.95ドルと、容量を考えるとコストパフォーマンスは高い。
なお、ブース内では実際にVAIOなどに内蔵したデモンストレーションを行なっていた。
VAIOに内蔵 |
パラレル接続の外付け |
メディア |
('98年11月19日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]