会場:Las Vegas Convention Center, Las Vegas Hilton, Sands Expo & Convention Center
高速化の進むCD/DVDドライブでは、複数トラックを同時に読み込むDVD-ROMドライブや、11,000回転/分の50倍速ドライブ、UltraWide SCSI対応のCD-ROMドライブなどが出展されている。
複数トラックを同時に読み取る独自技術を使った常時40倍速CD-ROMドライブを出荷中のKENWOODでは、同技術をDVD-ROMドライブに適用した「UDR-611」を出展した。ただし「あくまでも参考出品」とのことで、動作デモはなく、詳細仕様についても明らかにされなかった。発売予定は'99年夏頃だという。また、DVD-ROMの読み出しに対応したCD-Rドライブ「UDW-801」も展示されていた。
ほかに、現在発売中の常時40倍速CD-ROMドライブ「UCR-401」のインターフェイスをATAPIからSCSIに変更した新モデル「UCR-415」を出品。'99年1月から一般向けに199ドルで発売する予定という。
複数トラックを同時に読み取るDVD-ROMドライブ UDR-611 | DVD-ROMのリードができるCD-Rドライブ UDW-801 | SCSI接続の40倍速CD-ROMドライブ UCR-415 |
高速化が進む一方のCD-ROMドライブだが、今回のCOMDEXでは、ついに最大50倍速のCD-ROMドライブが登場した。台湾メーカーのAFREEYが出展しているもので、回転速度は約11,000回転/分にもなるという。インターフェイスはUltra ATA/33で、最大データ転送速度は7,500KB/秒。12月より量産出荷を開始する予定。
このほかでも48倍速CD-ROMを出展するメーカーが複数あり、中にはAopenのように「既に出荷中」とするメーカーもあった。正確な回転数を明らかにするメーカーはなかったが、いずれも「およそ10,000回転/分」としている。
コネクタ部 | 上がULTRAPLEX WIDE |
PlextorのブースではUltraWide SCSIに対応した40倍速CD-ROMドライブ「ULTRAPLEX WIDE」を展示している。
同社では、UltraWide版を発売する理由について「UltraWide SCSIベースのシステムではUltraWide SCSIのCD-ROMドライブのほうがコスト減になるため」と説明している。価格は199ドルで、Ultra SCSI対応の同スペック製品「ULTRAPLEX 40max」よりも10ドル高い。出荷時期は'99年1月とのこと。
('98年11月19日)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]