会場:Las Vegas Convention Center, Las Vegas Hilton, Sands Expo & Convention Center
USB機器は昨年のCOMDEXでも多数展示されていたが、今回は新ジャンルのUSB機器がいくつか見られた。またIEEE-1394についても専用のパビリオンが設けられ、IEEE-1394が普及した未来の家庭を提示するデモなどが行なわれている。
ICメーカーのUSAR Systemsブースでは、USB経由でPS/2キーボードやPS/2マウスを使用できるアダプタを参考展示している。これは、同社が新開発した変換チップ「USAR GeniDo」を使ったデモで、PS/2への変換機能のほかに、シリアルポート(16550互換)やパラレルポートへの変換機能も持っている。
同社では、「初めて公開するチップだが、すぐにも量産出荷できる」と話しており、ノートパソコンのポートバー用などに売り込んでいく考え。なお、既に上位製品の開発を開始しており、シリアルのポート数を増加するなどの予定があるという。
□USAR Systemsホームページ(英文)
http://www.usar.com/
こちらも新たなUSB対応製品。FTG DATA SYSTEMSが出展している「PXL-2000」はUSB対応機能を持つライトペンで、別売の専用インターフェイス付きUSBハブと組み合わせることで、USBを経由して使用出来るもの。最大1,600×1,200ドットのCRT画面に対応できる。
来年早々の出荷予定で、価格はライトペン本体が239ドル、専用インターフェイス付き4ポートUSBハブが39ドルになる見込み。
FTG DATA SYSTEMS「PXL-2000」 |
□FTG DATA SYSTEMSのホームページ(英文)
http://www.ftgdata.com/
IEEE-1394 Pavilionでは、「IEEE-1394機器が家庭に普及した未来の家」をデモしていた。デモではIEEE-1394に対応した各社のデジタルTVやビデオカメラ/ビデオデッキ、音楽キーボード、パソコン、プリンタなどが登場し、部屋を挟んでのテレビ電話や音楽演奏などが実演された。
説明員によれば「これらの環境が実現するのは2~3年後」だという。
「IEEE-1394のある家」 |
□COMDEX Fall'98のホームページ(英文)
http://www.comdex.com/comdex/owa/event_home?v_event_id=248
('98年11月18日)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]