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　株式会社日立製作所は、Pentium II 400MHzを搭載し、BeOSとWindows 98をプリインストールした個人向けの「FLORA Prius 330J BeOS搭載モデル」3モデルを12月5日から順次発売する。
　価格はいずれもオープンプライスだが、実売価格は、ディスプレイなしモデル（12月5日発売）が29万円前後、14.1インチTFT液晶付きモデル（12月5日発売）が38万円前後、14.1インチTFT液晶ディスプレイとビデオキャプチャカード付きモデル（12月26日発売）が43万円前後の見込み。
　なお、Windows 98のみをプリインストールしたモデルは用意されない。

　Prius 330J BeOS搭載モデルは、同社の企業向けモデル「FLORA 330」をベースにBeOS R4.0JとWindows 98をプリインストールする。同社ではBeOS R4.0Jプリインストールモデルは世界初としている。
　主な仕様は、メモリ64MB、HDD 6.4GB（うち2GBをWindows 98、4.3GBをBeOSで使用）、AGP 2Xモード対応ビデオチップATI 3D Rage LT PRO、最大24倍速CD-ROM、10/100Mbps対応ネットワークカード、IrDA1.1などで、ホイール機能付きのマウスが付属する。ただし、BeOS使用時は、ECP/EPP、IrDA1.1、USB、キーボードのWindows拡張キー、マウスのホイール機能はサポートされない。

　ソフトウェアは、Windows用は「Internet Explorer 4.01」をプリインストールし、ウイルス駆除ソフト「Virus Scan」をバンドルする。BeOS用はワープロなどの統合ソフト「Gobe Productive」のほか、ビデオキャプチャカード付きモデルにはノンリニアビデオ編集ソフト「Adamation Personal Studio」がプリインストールされる。

　同社では以前からDVDやMPEGなどマルチメディア技術に取り組んでおり、マルチメディアオリエンテッドなOSであるBeOSをプリインストールし、BeOSが確実に動作する環境を提供することで、従来とは違う市場を切り開きたいとしている。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/9811/1111.html
□製品情報
http://floracity.hitachi.co.jp/go/be/product/index.htm

('98年11月11日)

[Reported by taira@impress.co.jp]