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富士通株式会社とソニー株式会社は、従来メディアとの互換性を持ち、1.3GBの容量を持つ3.5インチMOディスクシステムとフォーマット規格を開発したと発表した。同規格は「GIGAMO(ギガモ)」と命名された。
GIGAMOは、磁気的に隣接ビットをマスクすることで光学限界以上に微少な磁気マークを読みとる事が可能なMSR(Magnetically induced Super Resolution:磁気超解像)技術を利用することにより1.3GBの容量と、5.92MB/秒の転送速度を実現した。この技術は従来と同じ光学ヘッドで実現できるため、128/230/540/640MBの3.5インチMOディスクの読み書きにも対応できるという。
将来は、現状の光学系で最大3GBまでの容量の実現が見込めるとし、光学系技術がさらに進化すれば5GBの容量も実現可能だとした。
GIGAMOの製品化は'99年春頃の見込みとし、ドライブの価格については、現行の640MB MOドライブの1.5倍以内に収まるだろうとしている。また、DVD-RAMとの競合については、「GIGAMOは、コンピュータに近いメディアという位置づけであり、よりコンシューマに近いDVD-RAMとは棲み分けるだろう」とした。
なお、同規格にはドライブメーカーとして、オリンパス光学工業株式会社、コニカ株式会社、メディアメーカーとしては、京セラ株式会社、帝人株式会社、東ソー株式会社、日立マクセル株式会社、Philips/PDO株式会社、三菱化学株式会社などが賛同している。
発表会会場では、2種類のサンプル機が展示されており、実際にファイルコピーや、ムービー再生のデモなどが行なわれていた。
サンプル機 |
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【主な仕様】
・記憶容量:1.3GB
・セクタサイズ:2,048Byte
・トラックピッチ:0.90μm
・ビット長:0.29μm
□富士通のホームページ
http://www.fujitsu.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1998/Nov/5.html
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199811/98-1105/index.html
('98年11月5日)
[Reported by taira@impress.co.jp]