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　日本アイ・ビー・エム株式会社は28日、同社の3.5インチSCSIハードディスクとしては初めてGMRヘッドを採用した「Ultrastar 18ES」を発表した。
　また、米IBMは27日（現地時間）、同時に10,020回転/分の3.5インチHDD「Ultrastar 9LZX/18ZX」と、7,200回転/分で容量36.4GBの「Ultrastar 36XP」も発表した。すべてサンプル出荷が既に開始されているが、サンプル価格などは公表されていない。

●Ultrastar 18ES （DNES-318350/309170、DNEF-318359/309170）
　IBM製の3.5インチSCSI HDDとしては初のGMRヘッド搭載機種。これにより、面記録密度は約3.0Gbit/平方インチの高密度を達成したという。18.2GBと9.1GBの2タイプが用意され、回転数は7,200回転/分で平均シークタイムは7ミリ秒となっている。インターフェイスはUltra SCSIやUltra2 SCSIのほか、FCAL（Fibre Channel-Arbitrated）にも対応している。

●Ultrastar 9LZX/18ZX （DRVS Ultra2 SCSI、DRVC、DRVL）
　10,020回転/分で平均シークタイム5.3ミリ秒と、ハイエンドサーバー向けのスペック。バッファサイズも4MBと大きい。これまでIBMのオーバー1万回転ドライブは9.1GBモデルのみだったが、このモデルから18.2GBタイプも登場した。インターフェイスはUltra2 SCSIのほか、SSA（Serial Storage Architecture）、FCALなど、サーバー向けのインターフェイスが用意される。

●Ultrastar 36XP （DRHS Ultra2 SCSI、DRHC、DRHL）
　7,200回転/分で36.4GBという大容量モデル。インターフェイスは9LZX/18ZXと同様、Ultra2 SCSIのほかSSAとFCALが用意される。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□製品情報
http://www.ibm.co.jp/oemj/storage/product/35hdd7b/35hdd7ba.html#page2
□米IBMのホームページ（英文）
http://www.ibm.com/
□製品情報（英文）
http://www.storage.ibm.com/press/hdd/981027.htm
□関連記事
【11月11日】　鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」GMR (Giant MR)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971118/key7.htm#gmr

('98年10月28日)

[Reported by aoyama@impress.co.jp]