カノープス株式会社は、同社のRIVA TNT搭載ビデオカードSPECTRA 2500について、NIFTY SERVEのステーションSPCVAなどでユーザーからクレームが寄せられていることに対する回答を明らかにした。

　クレームの内容は、同製品使用時に画面上にゴーストやにじみ、ぼやけるなどの現象が発生するという。
　同社では、解像度1,152×864ドット、リフレッシュレート100Hz、コントラスト100％の設定では、RIVA TNTを使用した同社の製品や他社の製品全てでゴーストが確認できたとし、ゴーストの発生はRIVA TNTの製品仕様によるものだとして、ディスプレイのコントラストなどでの調整を勧めている。

　また、画面のにじみや、ぼやけるといった現象については、製品の位置付けについての事前告知が十分でなかった事も一因としている。同社ではゲームを楽しむユーザー向けのSPECTRA 2500、また高速でシャープな画質を求めるユーザー向けとしてSPECTRA 3200の開発を行なったとしており、SPECTRA 2500についてはシャープさよりもゲームを楽しむ方向へ重きを置いていたという。
　同社ではユーザーからのクレームを受け、SPECTRA 2500でシャープさを向上させた評価版を完成させ、一部ユーザーによる評価を行なうが、一般ユーザーへの最終的な案内の時期については未定としている。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/index_j.htm
□SPECTRA 2500の画質について
http://www.canopus.co.jp/tech/notice/spectra.htm
□SPECTRA 2500の製品情報
http://www.canopus.co.jp/catalog/spectra_tnt/spectra2500_index.htm
□SPECTRA 3200の製品情報
http://www.canopus.co.jp/catalog/spectra_tnt/spectra3200_index.htm

('98年10月27日)

[Reported by taira@impress.co.jp]