キヤノン、BJプリンタベースのA4サイズ対応FAX複合機

キヤノン MultiPASS B-10 '98年11月13日 発売

標準価格:98,000円

連絡先:
お客様相談センター
Tel.0570-01-9000


 キヤノン株式会社は、BJプリンタベースのカラープリンタ、カラースキャナ、カラーコピー、FAX複合機「キヤノン MultiPASS B-10」を11月13日から98,000円で発売する。単独でFAXとして使用でき、PCにパラレルポート経由で接続することでプリンタ、スキャナ、FAXモデムとしても利用できる。データモデム機能は持たない。
 対応機種は、PC/AT互換機で、OSはWindows 95/98に対応する。本体サイズは400×365×205mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約5.4kg。

 プリンタ機能は、同社のカラープリンタ「BJ-440J」がベースになっており、用紙サイズはA4に対応する。印刷解像度は720dpiで、標準添付のインクでカラー印刷に対応するほか、フォトインク「BC-22eフォト」(3,500円)を使用することでより高品質な印刷が可能になるとしている。また、オプションのモノクロインク「BC-20」(3,300円)を使用することにより5.9枚/分の印刷ができる。

 FAX機能は、G3規格に準拠し、キヤノン独自の画像処理技術「GENESIS」により写真や細かい文字や線も鮮明に送受信できるという。通信速度は14.4kbpsで、A4標準原稿を約6秒で送信できる。また、内部にメモリを内蔵し、送信時に最大42ページを先読みしてメモリに蓄えることができるほか、プリンタが使用中の場合や用紙切れの場合は最大42ページまでメモリに保存できる。
 FAX受信中に、原稿の読み取り/送信予約ができるデュアルアクセス機能、ワンタッチオートダイヤル6件と短縮ダイヤル50件のダイヤルメモリ機能、同じ原稿を最大57カ所に順次送信する同報機能を備える。ダイヤルメモリはPC上で作成したものを転送する事も可能。オートドキュメントフィーダを備え、最大20ページの連続送信も可能となっている。なおドキュメントフィーダはスキャナ機能、コピー機能でも利用できる。

 スキャナ機能は、600dpiの解像度を持ち、各色8bitの入力に対応する。TWAINに対応し、市販のTWAIN対応アプリケーションで読み込みできる。

 コピー機能は、360dpiの解像度を持ち、カラー、モノクロでのコピーができる。フォトインクを利用することで高品質なカラーコピーも可能。モノクロコピー時のみ、99枚までの連続コピーができる。

 ソフトウェアは、「Desktop Manager」が付属し、アイコンをクリックすることで、プリンタ、スキャナ、FAXの各機能を利用できる。また、スキャナで読みとった画像を電子メールに添付できる「Eメールアタッチ機能」も備える。

□キヤノンのホームページ
http://www.canon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/Whatsnew/1998-shimo/pr_mpb10.html
□製品情報
http://www.canon-sales.co.jp/Product/M-PASS/mpb10.html

('98年10月23日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp