Microsoft Flight Simulatorのエンジンを使った
期待の空戦シミュレータ

　マイクロソフト株式会社は、フライトシミュレータやピンボールなど新作ゲーム3本を11月13日に発売する。価格はすべてオープンプライス。

□Microsoft Combat Flight Simulator

　「Microsoft Combat Flight Simulator」は、Microsoft Flight Simulatorのエンジンを使った、第2次世界大戦を舞台にした空戦シミュレーション。当初「Spitfire」というタイトルで作られていたものを、Flight Simulatorシリーズのひとつということでタイトルが変更された。価格はオープンプライスだが、推定小売価格は8,800円。

　Combat Flight Simulatorは、'40年代に活躍した戦闘機のコクピットから動き、装備兵器までリアルに再現している。プレーヤーが搭乗できる機種はスーパーマリン スピットファイア Mk.I、メッサーシュミット Bf109E、ノースアメリカン P-51D ムスタングなど8機種。この他にも敵機として数多くの戦闘機が登場する。それぞれの飛行機の動きなどに関しては、当時のパイロットやConfederate Air Forceなどによるテストで実現できたとしている。

　プレーヤーはイギリス空軍、ドイツ空軍、アメリカ陸軍航空隊のいずれかに参加し、ミッションをこなしていくことになる。用意されるモードは、キャンペーンモード、史実に基づいたミッションモード、純粋に空戦が楽しめるクイック コンバット、ただフライトを楽むフリーフライト、マルチプレーヤー対戦など。キャンペーンモードでは、'40年の「バトル オブ ブリテン」と、'43年～'45年の「ヨーロッパの戦い」のふたつが用意される。

　マイクロソフトによれば、ユーザーから「Microsoft Flight Simulatorにアクション的な要素を付け加えてほしい」といった要望が数多く寄せられたことから、制作がスタートしたという。

	Microsoft Combat Flight Simulator
(C)1998 Microsoft Corporation. All rights reserved.
□「Combat Flight Simulator」のページ http://www.microsoft.com/japan/games/cfs/

□Microsoft Pinball Arcade

　「Microsoft Pinball Arcade」は、実在したピンボールの台を再現したピンボールシミュレータ。推定小売価格は4,800円。また、「マイクロソフト ファミリーパッケージ 2」にもバンドルされる。

　収録されるのは、Gottlieb社が開発した「Cue Ball Wizard」、「Haunted House」、「Spirit of 76」など7台。この中にはピンボールの原型とも言われている「Baffle Ball」も含まれている。'30年代から'90年代までピンボールの歴史を網羅したものとなっている。

　実際のピンボールの台は、開発会社にもないことが多く、資料も少ないことから再現することは難しいという。また、台を揺らすなどのテクニックがあるため、ボールの動きをシミュレートすることはかなり難しい。今回、精巧な物理モデルを構築することでリアルに再現できたとしている。

　このほか、英語ではあるが、ピンボールの歴史やテクニックをオンラインヘルプとして収録している。

	Microsoft Pinball Arcade
(C)1998 Microsoft Corporation. All rights reserved.
□「Pinball Arcade」のホームページ http://www.microsoft.com/japan/games/pinball/

□Microsoft Age of Empires Expansion：The Rise of Rome

　昨年発売され全世界で大ヒットを記録したリアルタイムシミュレーションゲーム。これまでのリアルタイムシミュレーションゲームとは違い、ただ単に戦闘を行なうだけでなく、文明を進化させるなどの要素が加わっている。
　今回発売される「Microsoft Age of Empires Expansion：The Rise of Rome」は、拡張パックとして発売される。このため、「Age of Empires」本体がない場合動作しない。推定小売価格は5,800円。

　The Rise of Romeでは、ローマ帝国の栄枯盛衰を中心に描いたシナリオで、新たに登場する種族はカルタゴ、ローマ、パルミュラ、マケドニアの4種族となっている。実際に歴史で起こったとされる、象を従えたハンニバルのアルプス越えや、アウグストゥス対クレオパトラといった事件が再現されるという。

　また、ユニットも追加されており、重装軍用象や火炎ガレー船、投石戦士など強力なものが登場する。この他マップなどにも手が加えられており、中海や崖地、大陸などが追加され、マップサイズも超特大が用意されている。

	Microsoft Age of Empires Expansion：The Rise of Rome
(C)1997-1998 Microsoft Corporation. All rights reserved.
□「Age of Empires Expansion：The Rise of Rome」のホームページ http://www.microsoft.com/japan/games/aoeexp/ □「Age of Empires Expansion：The Rise of Rome」のデモ版ダウンロードページ（英文） http://www.microsoft.com/games/aoeexpansion/

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/info/releases/0928pin.htm
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/1020game.htm

('98年10月22日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]