今回のWORLD PC EXPO98におけるMacintosh関連のみどころといえば、やはりiMacとその周辺機器が中心。アップルコンピュータは、自社ブースのほかにiMacパビリオンを構えて来場者にiMacの存在を強く印象づけようとしている。
第4ホールに位置するアップルコンピュータのブースは、iMac、PowerMacintosh G3、PowerBook G3、Softwareといった具合にカテゴリー別に製品が展示されている。およそ30分間隔で行なわれるメインステージでのプレゼンテーションは、iMacとMac OSの2本立てで行なわれているが、回数は3:1程度の割合でiMacの方が多いので、Mac OSのステージを見たい人は、まめに開始時刻をチェックしておきたい。ちなみに、iMacのステージでは終盤にひとつのヤマがある。その時は瞬発力が問われるので、いい思いをしたい人はあらかじめ心構えを。
高さは約6mという「iMacバルーン」。初日はちょっと雨に濡れていた
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| ちなみに、通路を挟んで反対側にはGatewayの牛さんがたたずんでいる
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大きくふたつに分けられたiMacパビリオンの関連商品エリア
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| 体験スクールは各4台のiMacを四方に配置して、中央から説明する形式
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パビリオン内の周辺機器のエリアには、USBに対応するプリンタがひととおり展示されている。現時点ではパラレルをUSBに変換するケーブルを利用する接続方法が主流で、プリンタ自体がUSBポートを持っている製品はキヤノンの「BJC-430J(BLACK)」ぐらい。担当者の説明によれば、10月1日から同社のダウンロードページ( http://www.canon-sales.co.jp/Download/bjmac.html)でこの製品に対応したiMac用のプリンタドライバを『お試し的』に提供し始めるという。Windows用にすでにこの製品を購入済のユーザーで、かつiMacを所有しているなら試してみる価値はあるだろう。製品へのパッケージングの時期に関しては現在検討中とのこと。
USBポートを持つ数少ないバブルジェットプリンタ「BJC-430J(BLACK)」にiMac対応プリンタドライバを使って出力
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| キヤノンのバブルジェットプリンタに対応したピクセラのパラレル-USB変換ケーブル。ドライバを収録したCD-ROMが付属。スキャナカートリッジに対応した双方向通信が可能なドライバは11月以降に提供される予定
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いわゆるiMac向けのストレージデバイスも、各社が出荷に向けて準備中だ。プリンタなど他の周辺機器に比べ、デザインをiMacにあわせていたり、トランスルーセントな素材を採用したりするなど、結構こだわりのみえるジャンルである。
イメーションとパナソニックが共同開発したiMac用スーパーディスクドライブ。当初よりやや出荷予定が遅れているが、どちらもパビリオンだけでなく自社ブースでも積極的にPRしていた
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| ヤノ電器のUSB対応フロッピーディスクドライブ「UFD-01」。初期のクリアスケルトンから、ブルースケルトンに変更されて出荷される
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ヤノ電器のPCMCIAカードリーダ/ライタ「UPCRW-01」(左)と、ピクセラのコンパクトフラッシュカードリーダ/ライタ「PX-iM」(右)。前者は24,800円で10月中旬に出荷予定で、後者は価格、出荷時期ともに未定
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| 加賀電子が参考出展していた、iMacとのUSB接続に対応したMOドライブ。詳細は不明。この製品はパビリオンではなく加賀電子ブース(#8215)に展示
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□WORLD PC EXPO98ホームページ
http://wpc98.nikkeibp.co.jp/
('98年10月1日)
[Reported by 矢作 晃]