価格:オープンプライス
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ソニー株式会社は10日、IEEE-1394準拠の端子を装備、DVカメラなどから動画の取り込み・編集ができるマイクロタワー型VAIOの新ラインアップ、3機種6モデルを発表。オープンプライスで、10月10日より順次出荷する。
最上位機となる「PCV-S710」はPentium II 400MHz、メモリ64MB、HDD 11.9GBを搭載。ビデオチップにAGP 2Xモードに対応したMATROX MGA-G200(8MB)を採用するなど、基本性能を高く設定している。「Adobe Premiere 5.0日本語版」のフルバージョンをバンドルしており、取り込んだ動画の加工・編集にポイントを置いた機種となっている。i.LINK端子、CD-RWドライブを標準装備しており、編集した動画をビデオCDに焼くこともできる。「PCV-S710」は単体売りのモデルのみで、実売価格は30万円前後の見込み。10月10日より販売開始する。
「PCV-S610」が内蔵するTVチューナー付きMPEG-2リアルタイムエンコーダカード |
「PCV-S510」はDV動画編集に対応したベーシックモデルで、デジタルハンディカムと接続して動画の取り込みや加工などを手軽に楽しむ用途向けの機種となっている。Pentium II 333MHz、メモリ64MB、HDD 6.4GBを搭載。i.LINK端子、最大32倍速のCD-ROMドライブを装備する。
付属のディスプレイにより3モデルがあり、実売価格は13.3インチ液晶ディスプレイ付属のモデル「L3」が30万円、17インチCRTディスプレイが付属する「V7」が25万円、15インチCRTディスプレイが付属する「V5」が22万円程度となる見込みで、10月10日より販売開始する。単体販売は行なわない。
なお、「PCV-S610」はDV端子、「PCV-S710」および「PCV-S510」はi.LINK端子を備えている(i.LINKはIEEE-1394およびその拡張仕様を指す呼び名)。DV端子もi.LINK端子もIEEE-1394準拠となっているが、DV端子はDV信号の入出力専用の端子であるという違いがある。
【主な仕様】
PCV-S510 | PCV-S610 | PCV-S710 | |
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チップセット | 440EX AGPSet | ← | 440BX AGPSet |
メモリ(最大) | 64MB SDRAM(256MB) | ← | ← |
HDD | 6.4GB | 8.4GB | 11.9GB |
CD | 最大32倍速CD-ROM | CD-RW(読み出し24倍速、書き込み4倍速(*) | ← |
拡張スロット(空き) | PCI×2(1)、ISA×1(0) | ← | PCI×4(2) |
ビデオチップ | ATI 3D RAGE PRO TURBO AGP(4MB) | ← | MATROX MGA-G200(8MB) |
内蔵モデム | 56kbps(K56flex/V.90) | ← | ← |
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199809/98-089/index.html
□PCV-S710製品情報
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/PCOM/MicroTower/PCV-S710/index.html
□PCV-S510製品情報
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/PCOM/MicroTower/PCV-S510/index.html
('98年9月10日)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]