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富士写真フイルム株式会社は、同社初の85万画素モデル「CLIP-IT80」と150万画素デジタルカメラ「FinePix700」のカラーバージョン、スマートメディアから直接印刷できるフォトプリンタ「TX-70」を10月25日に発売する。
発表会場では、今回発表した新製品について、「パソコンのない家庭でも、デジタルカメラで撮影した画像を簡単にプリントしたり、アルバムとして保存できるような製品を目指した」とした。また、今後、より高画素のモデルを投入する予定があるかどうかについては、「コンシューマー向けの製品については、現状で、150万画素以上の高画素が必要かどうか検討している」として、やや消極的な姿勢を示した。
●CLIP-IT80
・発売日 10月25日
・価格 49,800円
同社初の85万画素モデル。CCDは1/3インチで、原色フィルターを採用している。1.8インチの液晶ディスプレイを搭載するほか、光学式ファインダ、調光式フラッシュを備える。
画像ファイル形式はJPEG(Exif2.1)で、サイズは1,024×768ピクセル、640×480ピクセルの2つから選択できる。記録メディアは、3.3Vのスマートメディア。記録枚数は、4MBのメディアに1,024×768ピクセルの画像を記録した場合で、ファインが約13枚、ノーマルが約26枚となっている。
バッテリは、単三電池4本を使用し、ニッカド、ニッケル水素などの充電池も利用可能。撮影枚数は、液晶ディスプレイ利用時で220枚以上、光学式ファインダ利用時で500枚以上となっている。
撮影した画像にスリム、ワイド、凸レンズ、凹レンズ、シルバー、ゴールドなどのデジタル効果をかけられる「エフェクト機能」を搭載するほか、デジタル1.6倍ズーム、マルチ再生(9画面)、拡大再生(3倍)、自動再生などの機能も備える。
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj379.html
□サンプル画像のホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/ci80/ci80smple.html
●FinePix700のカラーバージョン
・発売日 10月25日
・価格 オープンプライス
3月に発売された150万画素デジタルカメラ「FinePix700」のカラーバージョン。ゴールドとブラックの2色が用意され、合計5,000台の限定発売となる。本体色以外の仕様は、従来の「FinePix700」と同じ。
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj380s.html
□参考記事
【2月3日】速報:富士フイルム、150万画素、245gのデジタルカメラ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980203/fujifilm.htm
●周辺機器
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16MBのスマートメディア MG-16SB/2B(オープンプライス)と、16MBメディア対応のPCカードアダプタ PC-AD3B(10,000円)も10月1日に発売される。スマートメディアには、専用ケースが付属する。
□TX-70のニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj381.html
□16MBスマートメディアとPCカードアダプタのニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj384s.html
□富士フイルムのホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
('98年9月9日)
[Reported by shiina@impress.co.jp]