アメリカに続き国内でも

　カノープス株式会社は7日、NVIDIA製2D/3Dグラフィックチップ「RIVA TNT」を搭載したビデオカード「SPECTRA 3200」と「SPECTRA 2500」を発表した。共にAGP 2X対応で、PCI版は用意されない。価格はそれぞれ39,800円と37,800円。出荷はSPECTRA 3200が10月上旬、SPECTRA 2500が9月下旬からとなっている。

　SPECTRA 3200は国内限定の上位機種で、ローカルメモリに16MBのSGRAM（高速タイプ）を採用し、3Dゲームでの描画性能はSDRAMを使用した場合と比較して、最大で約20％上回るとしている。

　SPECTRA 2500は2日に米国で発表されたものの国内版。16MBのSDRAMを採用し、ビデオ出力機能を持つ。また、カノープス独自の「WitchDoctor Technology」を搭載している。これは、Voodoo、およびVoodoo2を搭載した3Dアクセラレータカードと併用したとき、従来はVoodooカード側で切り替えていたディスプレイへの出力系統を、SPECTRA側で行ない、Voodoo未使用時の画質の劣化を防ぐことが出来る。また、ビデオ出力を持たないVoodooカードの画像をSPECTRAのビデオ出力端子から出力することも可能になる。
　なお、同社製のVoodoo2カード「PURE3D II/PURE3D II LX」を使用した場合は内部コネクタによる接続が可能で、さらにVoodooカードの画質の劣化も抑えられる。

　付属するソフトは3Dアクションシューティングゲーム「SiN」（フルバージョン）、フォトレタッチソフト「Photo Impact 4日本語版」体験版などのほかに、3Dゲームがさらに1タイトル付属する予定。なお、ゲームに関してはユーザー登録が完了後、折り返し発送される。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/spectra_tnt.htm
□関連記事
【9月2日】「Canopus、米国でRIVA TNT搭載ビデオカードを発表」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980902/canopus.htm

('98月9月8日)

[Reported by aoyama@impress.co.jp]