Macintosh用接続キットも発売

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　コダック株式会社は、デジタルカメラ「DC260 Zoom」、「DC220 Zoom」のファームウェアをアップデートし、9月15日から同社のホームページで無償公開する。また、同機種用のMacintosh接続キット「パソコン接続キットMacintosh用IFK-SCM」（7,800円）の発売を開始した。

　今回配布するファームウェアのバージョンは1.04。現在発売されているDC260 Zoom、DC220 Zoomには、V1.02かV1.03のファームウェアが搭載されている。特にV1.02からは改良点が多く、アップデートを奨めている。ファームウェアのバージョンは操作ダイヤルをINFOにあわせることで確認できる。アップデートはパソコンからコンパクトフラッシュカードを経由して行なう。

　また、同社ではパソコン接続キットを購入し、登録したユーザーを対象に、シリアルケーブル経由でファームウェアを書き込むソフトウェアを10月中旬から別途無償配布する。このソフトウェアは郵送でのみ配布し、ホームページ上での公開予定はないとしている。

　V1.02からV1.04への改良点は以下の通り。

• 起動時間を短縮
  　電源投入から使用可能になるまでが約3秒短縮された（空の8MBコンパクトフラッシュカード使用時で約12秒）。ダイヤルをREVIEWモードにして起動した場合はレンズの伸縮を行なわず、さらに高速に画像の確認ができる。
• 電源OFF時の収納手順の変更
  　従来、電源OFF時は画像の書き込み後にレンズの収納をしていたが、今回のバージョンから、先にレンズを収納してから画像の書き込みを行なうようにした。
• 最大露光時間を16秒に延長
  　最大4秒だった露光時間が16秒まで延長された。また、長時間露光時の白粒ノイズを低減した。
• デジタルズームの起動方法変更
  　ズーム使用時、光学ズームが3倍に達した後、一度ズームボタンから手を離し、再びズームボタンを押すことでデジタルズームを起動するようになった。

　また、同社ではDC260 Zoom、DC220 ZoomをMacintoshにシリアルケーブルで接続するキット「IFK-SCM」を発売した。キットには、シリアルケーブル、画像の取り込み・加工などを行なう「Digita Desktopソフトウェア」が添付される。iMac用USB接続キットの発売も予定しているが、時期や価格については未定としている。

□コダックのホームページ
http://www.kodak.co.jp/
□ニュースリリース
DC260 Zoom、DC220 Zoom用のファームウエアをアップグレード
http://www.kodak.co.jp/news/980907a.shtml
DC260 Zoom、DC220 Zoomのマッキントッシュ用接続キットを発売
http://www.kodak.co.jp/news/980904a.shtml
□関連記事
【'98年6月1日】「コダック、高解像度のズーム付きデジタルカメラ」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980601/kodak.htm

('98年9月7日)

[Reported by taira@impress.co.jp]