【周辺】

デジカメ用OS Digitaを初搭載

コダック、高解像度のズーム付きデジタルカメラ

「DC220 Zoom」 「DC220 Zoom」

'98年6月1日 発表会開催

標準価格:
「DC260 Zoom」 128,000円
「DC220 Zoom」 88,000円

連絡先: デジタルイメージング事業部 カスタマーサポート
Tel.03-5644-5050

本体背面  コダック株式会社は、160万画素のデジタルカメラ「DC260 Zoom」(標準価格128,000円)、109万画素の「DC220 Zoom」(同88,000円)を6月26日から発売する。店頭での実売価格はDC260 Zoomが10万円を切る程度、DC220 Zoomが7万円前後の見込み。

 両機の相違点は主に光学系で、CCD、レンズ、フォーカス方式とも異なる。ボディはほぼ共通で、フラッシュを内蔵し、記憶媒体はコンパクトフラッシュ、電源は単3電池4本を使用する。ファイルフォーマットはExif2(JPEG)とFlashPixの切り換え式。USBインターフェイス、シリアル転送、IrDAによる転送にも対応している。

 特殊機能として、インターバル撮影、8枚までの連続撮影、スライドショー表示、画像へのテキスト入力、45秒までの音声入力などを備える。上級者向けにマニュアルで設定できる範囲が広くなっており、長時間露光時の露出設定、露出補正、フォーカスの種別、ホワイトバランスなどが設定可能だ。DC260 Zoomでは、外部ストロボ用のシンクロ端子も備える。ボディカラーは、DC260 Zoomがグレイ、DC220 Zoomがシルバー。

 変わった機能としては、縦横位置の自動判定により、縦位置で撮影された画像は、液晶でのプレビュー時に90度回転して縦に表示される。また、通常のカメラのようなシャッター音が必要な場合は、電子的にシャッター音を発生させることもできる。

 なお、両機とも米FlashPoint Technologyのデジタルカメラ用OS「Digita」を搭載しており、OSのアップデート、スクリプト言語の使用などが可能となっている。スクリプト言語はソースコードのテキストファイルをフラッシュメモリの特定のフォルダに保存し、インタプリタで実行される。言語やプログラミングに必要なデジタルカメラ本体の仕様も公開される。発表会場ではスクリプト言語を生かした建築現場写真システムなど企業向けのシステムも紹介された。

【DC260 Zoomの主な仕様】
CCD:1/2インチ160万画素
出力解像度:1,536×1,024ピクセル、1,152×768ピクセル、768×512ピクセル
レンズ:光学3倍ズーム(35mmカメラ換算38~115ミリ)
フォーカス:オート

【DC220 Zoomの主な仕様】
CCD:1/3インチ109万画素
出力解像度:1,152×864ピクセル、640×480ピクセル
レンズ:光学2倍ズーム(35mmカメラ換算29~58ミリ)
フォーカス:パンフォーカス(固定式)

【主な共通仕様】
液晶:2インチ低温ポリシリコンTFT
サイズ(幅×奥行き×高さ):118×57×106mm
重量:約525g(電池除く)

【メーカー提供のサンプル画像】
屋外 赤ん坊
1,536×1,024ピクセル
屋外(450KB)
1,536×1,024ピクセル
赤ん坊(321KB)

□コダック株式会社のホームページ
http://www.kodak.co.jp/
□製品情報
http://www.kodak.co.jp/DAI/9d4100f1.shtml

('98/6/1)

[Reported by date@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp