ソニー、CCD搭載のミニVAIO正式発表

PCG-C1 '98年9月19日 発売

標準価格:オープンプライス
(店頭では25万円前後の見込み)

連絡先:VAIOカタログセンター
Tel.03-5454-0700



 ソニー株式会社は、CCD搭載のミニノート「VAIO PCG-C1」を9月19日に発売する。価格はオープンプライスだが、市場では25万円前後と予想される。

 PCG-C1は、7月のWINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98で公開され注目を集めた試作機の製品化である。B5を横半分に切った大きさで、重量は約1.1kg。

 液晶パネル上部に回転するCCDカメラ「モーション・アイ」を搭載しており、本体右側親指の位置にある専用のキャプチャボタンを押すだけで、静止画や動画のキャプチャができるのが特徴。キャプチャした画像は、ワンタッチでインターネットメールへの添付やHTMLへの変換もできる。

 静止画はJPEG形式で各種エフェクトやパノラマ撮影の機能も持つ。動画はAVI形式で、ローカルに保存する場合は圧縮(VDOコーデック)と、非圧縮が選択できる。メールに添付される場合は自動的に圧縮される。圧縮された動画のプレーヤーはWindows 98/95用のみが用意され再配布可能。

 1,024×480ドットフルカラーTFT液晶、17mmピッチのキーボード、スティック型のポインティングデバイス、K56flex対応内蔵モデムなどを備える。インターフェイスはUSBとi・Link(IEEE-1394)、Type 2のPCカードスロット×1、外部ディスプレイ出力などに絞られ、シリアル、パラレルは省略されている。ドッキングステーションも用意されない。標準装備のFDDもUSB経由で接続される。

 バッテリ駆動時間は標準で約1.5~3.0時間、オプションの大型バッテリ装着時で約3.5~6.5時間。

 ソニーではPCG-C1を単なるミニノートではなく、コミュニケーションツールとして位置づけており、画像編集、メール編集などの独自のアプリケーションがプリインストールされる。ターゲットとしては、学生や、会社ではパソコンを使いながら自分では所有していない20歳代の社会人などの一台目のパソコンを想定しているという。

【主な仕様】

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199809/98-085/index.html
□製品情報
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-C1/index.html
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【7月1日】ソニー、カシオがWindows 98搭載のミニノートを参考出品(写真多数)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/wwenote.htm

('98年9月3日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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