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　クリエイティブメディア株式会社は、先日発売した「Sound Blaster Live!」（以下Live!）のSPDIF端子（デジタル入出力端子）についてのリリースを発表した。

　それによると現状では、 Live!のSPDIF端子は入出力とも動作しない。SPDIF-in（入力端子）については、現状では「法的な問題がクリアになっていない」ため調査中としており、SPDIF-out（出力端子）については「ソフトウェアの問題により現状では動作していない」としている。入力については調査が終わりしだい、出力については近日中にドライバをアップデートするという。しかし入力端子については「法的な問題」としていることから著作権法の問題により制限がかけられることはほぼまちがいないとみられる。また、同様にデジタル出力についても制約が課せられる可能性がある。

　SPDIF端子はLive!の特徴のすべてではないが、大きな要素の一つである。SPDIF端子を持つということは、PCがデジタル録音が可能な機器になるということであり、著作権保護のためのなんらかの処置が必要になるということは理解できる。しかし、購入の要素となりうる機能が動作しておらず、今後も限定される可能性がありながら、なんらの発表もされず、発売イベントを大々的に行なった姿勢には疑問を抱かざるを得ない。

　なお、出版社関係にもこの情報は知らされていなかった。このため、一部の商業誌についてはSPDIF端子が動作するという前提で書かれた紹介記事が掲載されはじめており、混乱はまだ続くと思われる。

□クリエイティブメディアのホームページ
http://www.creaf.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.creaf.co.jp/main/wwwnew/spdif-info.htm
□参考記事
【8/10】秋葉原でSound Blaster Live!発売イベント盛況
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980810/sound.htm
【7/23】クリエイティブ、PCIバス対応の「Sound Blaster Live!」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980723/sblive.htm

('98年8月12日)

[Reported by date@impress.co.jp]