【ソフト】

インターネットゲーム専用サイトが開局
対応ゲーム第一弾は「TANARUS」

画面写真4 '98年 8月21日発売予定

価格:5,600円
問い合わせ先E-mail: tanarus@netgame.net


 株式会社ソニー・ミュージック コミュニケーションズ(以下SMC)は、ゲーム専用のインターネットサイトを本格稼働させるのと同時に、対応ゲームとして、Windows用3Dシューティングゲーム「TANARUS(タナラス)日本語版」を8月21日に発売する。

 ゲーム専用のインターネットサイトは「netgame.net」と呼ばれるもので、すでにテスト運用中。現在は無料だが、8月上旬から1カ月1,000円の定額サイトに移行する。SMCによれば、すでに1万人以上が登録し、7千人近くがゲームを楽しんでいるとしている。運営当初は「TANARUS日本語版」しか遊べないが、同作品を含めて、年度内にトランプゲームなど5タイトルを予定している。

 「TANARUS日本語版」は、戦車に乗り込み敵戦車を破壊していく3Dシューティングゲーム。かなり細かい武器のセッティング、操縦が可能で、アクションゲームと言うよりは戦車シミュレータとしての要素が強い。基本的にオンラインに接続して遊ぶゲームで、スタンドアローンでは戦闘訓練などごく一部しか楽しむことはできない。
 オンライン対戦では1対1の対決のほか、5人でチームを組み、4チームに別れ“旗取り”を行なうチーム対戦などが用意されている。戦績はサーバー側に蓄積され、巧くなると上級者用のマップなどに入れるようになる。
 通信環境としては、28.8kbpsのモデムで問題が起きない程度を目指して開発されている。また、チャットシステムも日本語に完全対応。ひとりに対して発信するだけでなく、全員に発信、チームメイトにだけ発信など、いくつかのモードが用意されている。

 キーボードのほとんどのキーを使うため、初心者がいきなり戦車を使いこなし敵を撃破していくのはなかなか難しい。また、戦車の場合、車体の進行方向のほかに砲台の向きを変えることができるため、慣れない人にとっては方向感覚が狂うこともあると思われる。SMCによれば「第一弾ソフトと言うことで、ゲーマーなどのコアな層をねらった」としている。ただし、初心者しか入れないマップなども用意されており、段階を踏んでゲームが巧くなるような工夫がされている。

 パッケージには70ページ近くにわたる攻略本(TANARUS戦闘マニュアル)、登場する戦車のメタルフィギュア1体、そしてTANARUSのCD-ROMが2枚パッケージングされている。これは、1枚を友達に渡し、買ったときから通信対戦ができるようにとの配慮から2枚同梱となった。

Screen Shots

画面写真1 画面写真2 画面写真3

□ソニー・ミュージック コミュニケーションズのホームページ
http://smc.sonymusic.co.jp/
□netgame.netのホームページ
http://netgame.net/
□TANARUSのホームページ(英文)
http://www.station.sony.com/tanarus/

('98/7/13)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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