【イベント】 |
●ソニー、RGB入力に対応したSVGA表示の「GLASSTRON」
ソニーでは、ヘッド・マウンテッド・ディスプレイ(HMD)「GLASSTRON for PC」を参考出品した。ブースには試用できる実機が2台用意されていたが、それぞれ5、6人の順番待ちの列ができるほどの人気だ。
このGLASSTRON for PCは、いままでの民生用のHMDと違い、ビデオ入力以外にRGB入力にも対応しているほか、対応解像度も800×600ドットと高解像度になっている。説明員に画素数を聞いたところ「150万ドット。画素数にするとその約1/3」とのことだった。発売時期や価格は未定としている。
残念ながら、ビデオ入力の画面しか試せなかったが、今までの民生用のHMDで目立ったドットが荒いために生じるザラザラ感がなく、かなり良好な画質だった。
□ソニーの展示内容
http://www.sony.co.jp/soj/EventInfo/WinExpo/index.html
●ソニーと松下が携帯用DVD-ROMドライブを展示
DVD関連機器の新製品では、ソニーが10日に発売する携帯型DVD-ROMドライブ「DVD-ROM Discman」を展示。また、この製品と並べてPCカードの「MPEG-2デコーダカード」も参考出品している。「DVD-ROM Discman」はMPEG-2デコーダを内蔵しているので、単体でもテレビにDVDビデオを再生することができるが、PC上で再生するにはMPEG-2デコーダカードが別途必要だ。「MPEG-2デコーダカード」の発売は秋頃を予定しており、価格は未定。
また、松下もノートPC用の12.7mm厚の薄型外付けDVD-ROMドライブを参考出品した。この製品は、ソニーの製品と異なり、MPEG-2デコーダを内蔵していない純粋なDVD-ROMドライブ。ノートPCとの接続はPCカードで行ない、インターフェイスはATAPIとなっている。商品化については検討段階で、価格や発売時期などの詳細は未定。また、このドライブのオプションとしてZVポート対応のMPEG-2デコーダカードも用意しており、実際にDVDビデオの再生を行なっていたが、こちらも詳細については未定としている。
【ソニー:DVD-ROM Discman】 | 【ソニー:MPEG-2デコーダカード】 | 【松下:薄型DVD-ROMドライブ】 |
□松下電器産業の展示内容
http://www.pcc.panasonic.co.jp/expo98.html
●マイクロソフトブースに、Dreamcastが展示
パソコン関連機器ではないが、マイクロソフトブースの一角で人を集めていたのは、セガが発売するゲーム機「Dreamcast」。各メーカーのWindows CE搭載マシンを一同に集めたコーナーに参考出品として展示されている。ガラスケースの中に入った状態で、動作デモなどは行なっていなかったが、多くの人が足を止めてじっくりと観察していた。
●三菱化学、「DVD+RWメディア」を参考出品
●ソニーと富士写真フイルム「HiFD」を参考出品
そのほか、ストレージ関連機器では、発売が遅れている大容量の次世代FD「HiFD」のドライブとメディアを、ソニーと富士写真フイルムが、それぞれ参考出品している。
ソニーでは、内蔵型と外付け型の2モデルを展示しており、ドラマ仕立てのビデオを流しながら商品紹介をしている。発売時期は秋頃、価格は未定。
富士写真フイルムでは、外付けのモデルとメディアのみをガラスケースに入れて展示。ドライブは、ソニーからOEM供給を受けているとのことだ。こちらの製品も発売時期については秋頃、価格については未定としている。
【ソニー:内蔵型ドライブ】 | 【ソニー:外付け型ドライブ】 | 【富士フイルム:外付け型ドライブ】 |
□富士写真フイルムの展示内容
http://www.fujifilm.co.jp/salon/ww98.html
□WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98 レポートインデックス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980701/wwe98_i.htm
('98/7/2)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]